CDP-701ES 1号機


2013/9/8

”再生出来ません”ジャンク H/Oにて購入 ちょっと高かったが当時の高級機でどんな作りか見たく手に入れた


電源を入れて見ると勝手にトレーが出てきてクローズしても出てくる


中を見ると基板止めビスが外されていてボリュウムにマーキングの跡がありかなり弄られた機体のようで悪い予感
下側基板も弄られている また上基板のトランジスタが2個外されている様だ



トレーが勝手に出てくるのは何処か引っかかるようでクランプを閉じた時手で押さえるとカツンと音がして閉じたままになった
CDを入れて見るとCDは回転するがTOCは読めずトレーが出てくる
RFテストポイントをオシロでモニタして各サーボVRを調整してもアイパターンらしきものも出てこない
ピックアップ部を外してみる


ピックアップのカバーは外されていて何処にも無い 外したなら戻しておいて欲しい レンズ レーザ 受光部共外したようでネジロックがずれている これは最悪で元の位置が分かるようにマジックでコーナをマーキングしてあるがこれで光軸が元に戻るなら苦労しない 
禁断のボリュウム(APC)も廻してあり散々弄った後諦めたようで 外れを引いてしまったようだ


初期のピックアップではプリズムは大きくハーフミラーなど構造が良く分かる
レーザは弱く発光していたが寿命と思われその上光学系が狂っている為このピックアップは諦めるしかない
LED領域の赤発光は光っているがレーザ発振領域になっているかは? 波長780nmは可視光範囲外の赤外に近いので肉眼では見えない?&確認は危ないのでデジカメ確認
光っているがAPC VRをMAXとしても何となく弱々しい


CDP-701ESのピックアップはDENON DCD-1800  1800Rのピックアップとよく似ている DENONはスイングアーム方式ではあるがピックアップ本体は共通でアタッチメント廻りへ配線で渡ってトラック移動構造違いに対応しているようだ 当時はピックアップが自前で作れる所は何社在っただろ?残念な事に仕事ではピックアップ関連の検査装置は手がけた事が無く生産ラインでどのような調整しているか分からない 唯一関わったのは昔レーザディスク用ピックアップのレンズ変位が駆動三角波に追従し動作するか非接触変位計で検査する装置のみ


仕方ないのでDCD-1800R部品取り機のピックアップが使えそうなので移植を試してみる せっかく部品取り機でも動作する様にしてあったが701ESの音を聞いてみたいので挑戦
DCD-1800と1800Rでは微妙に形状が異なり古い1800のピックアップが701ESと同じに見えるが1800は残したいので1800Rのピックアップを取り出した



取り付け寸法は同じ 構造は進化した様で変更されている
受光センサ配列、フォーカス トラッキングコイル極性は調べると同じと思われるので使えそう
交換して試したがどう調整しても正常なアイパターンが出ずギブアップ サーボ基板も色々弄ってあったのでピックアップ以外にも問題があったのかも?





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