CD-705 追修理


2020/1/13

電源ON直後にTOCを読めない時が有る CDによって音飛びが起きる Lchの音が突然出なくなる リモコン収納トレーが押し込んでもロック出来ず出てくる など調子が悪くなったので再修理
まずトレーから見てみる
ゼンマイテンションでトレーを押し出し トレーを押し込んだ時にロックする事が出来ずトレーが出てくる テンションユニットを外してみる
オルタネート機構のピンと押さえバネが外れている それと小さな樹脂欠片が出てきた 樹脂劣化で何処かが割れた様だ
割れたことでロック出来なくなったのか? それが何処かが分からない ピンやバネが元はどの様に組まれていたのかもよく分からない



構造を観察 樹脂突起ピンや穴は何のためにあるのか考えた 多分ピンと板バネは本来この様な状態なんだろうか?
トレーの前端⇔後端で移動量約115mm カムギヤラッチロック位置から巻き戻りロックまで3回転 ギヤ径15mmなので約145mmの移動量まで対応できる様だ 巻き戻り点(トレーが出た状態)でもテンション余力は必要なので巻き戻った位置でゼンマイ最低2回転程巻いた状態で嵌め込む必要がありそう
nikon 一眼レフのNikomatのシャッタ速度表示機構で考えた事が有ったのでこれが役に立った
巻き戻り位置でゼンマイを巻き上げた状態をどうやって樹脂シャフト側溝にはめ込むか方法を考える φ4アルミシャフトに溝を入れた物を作りゼンマイを2回巻いた状態で樹脂シャフトに嵌め込んでみる
ラッチするまでギヤを巻いてロック出来る事を確認 そこからさらに少し巻くとロックが外れ巻き戻る 上手くラッチ動作が出来た トレーにこのテンショナーを組み込む



D/A ライン出力アンプ基板を見てみる
ハンダクラックは無さそう リレーが怪しいので交換しておく
松下製が使われていた これは互換品が有るタイプなのでオムロンのG6A-274P 24Vが使える
G6Aは密閉タイプで信頼性の高い物





各基板はフラックスで汚れていたので洗浄 洗浄するとハンダの状態がよく分かる
基板を本体に戻す



RF波形を確認
TOC読み込みから再生までに時間が掛かる
サービスマニュアルは無いがトラッキングゲンイン?他 色々調整してみたが多少良くなった様に感じるが大して変わらず
ピックアップレーザは多少余力はあるようだが可也弱ってきているのでこれも関係するのだろうか? 


音出し
今のところ音は出ているが何日か様子を見てみる




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