A-820RS


2010/6/27

”リレーの動作音しますがボリュウムをかなり上げないと音出ません”ジャンク H/O三好店にて¥7Kで購入 サイドウッド付きの本機が目に留まりツマミの質感が良く重量もかなりありそれなりの高級機に思えたので持って帰った



H/Oの表示通り電源ONにて暫くしリレーの動作音はするがSP Lchはかなりボリュウムを上げないと音が出ない ヘッドフォンではSP同様の症状でかなり気になるハム音がする 中を見ると既に弄られた跡が何ヶ所か見られ リレーの接触不良を直すためリレー基板をはずそうとして樹脂スペーサのロックつめを切ったりリレーのカバーが外れなかったのかカバーを溶かしてありかなり無茶な事がしてある




外したリレー 溶けた樹脂カバーにハンダが付着していたのでハンダ鏝で溶かしたらしい リレーは富士通のFRL-260 DC12Vで代替えとしてオムロン MY4に交換ソケット付きにしようと思ったがソケットを付けると背が高くなりその分のスペースが無く断念 切られた樹脂スペーサは金属サポートにしてビス止め



片chのケミコンが破裂して中身が周辺に飛び散っている
基板の部品配置は左右対称となっているので正常側を見ると220μ/6.3Vと思われる このケミコンは100Ωとパラのため耐圧オーバの電圧が掛かったのであれば抵抗が焼損するはずで抵抗は無事な為何故破裂したかは不明 取りあえず手持ちの25V耐圧に交換


CD入力より信号を入れ追っていくとまずバランスVRのRchから信号が出ない このバランスVRからボリュウムへ接続されるがLchの信号はボリュウム出口のレベルが低くハンダ付け部を見ると電線が溶けて弄った跡がある



バランスVR ボリュウムを取り外し中を見てみる
ボリュウムはアルプスのしっかりとしたものだが之も弄られた跡があり摺動子が変形していたので整形 バランスVRの摺動子を磨き修正 ボリュウム保護樹脂カバーは溶けていたので分解後はテフロンテープを貼り埃が入らないよう保護




トーンコントロールのディフィート位置で緑 センターを外れると橙 ミニで赤に点灯いているように見える パネル面ツマミ上インジケータの構造はVRシャフトに組み込んだ樹脂ギヤでフィルタを回転させ裏から照明を当てている BASS側照明用麦球が切れていたので白LEDで代用


動作する様になり音出し 低域のドライブ能力が高く力強い音がする




トップへ
戻る