L-48A


2010/7/7

”電源入りません”ジャンク 神戸出張帰りに西宮H/Oにて¥10Kで購入 ラックスと名が付くととたんに高くなるようだがラックスは初めてなので持って帰った 何処かの修理業者に出したのかこんな書き込みがあった



中を見ると綺麗に掃除がしてあり基板のケミコンは交換されかなり手が入っている 電源が入らないのはヒューズが切れているためだが何か切れる原因があるはず 切れたヒューズはかなり新しいので最近交換して切れるので諦めた様だ




かなり悪戦苦闘したらしく基板半田面にTRを片っ端から外してみたと思われる跡が見られる パワー部各段のTRをテスタでざっと調べたところ正常そう パターンラウンドが剥がれた所もあり手の入った箇所を点検するとパターンが切れた箇所を発見 半田付けを修正した後電源を投入時いきなりAC100V印加ではまたヒューズを飛ばす可能性があるのでスライダックで低い電圧を与え±電源電圧の様子を見ながら除じょに上げると±電源の上がり方がリニアではなくショートしている様で終段TRが怪しい 片chの電源を外すと正常となりこのchのPOWER TRを取り外し調べるとテスタで調べた時調べ損ねたのか不良だった




POWER TRを仮に似たようなスペックの2SA1491 2SC3855と交換し通電するとヒューズは切れなくなったが暫くしてこのchの100Ωが激しく焼損 前はヒューズが先に切れるため抵抗は燃えずに済んでいた?
燃えた抵抗のパターンを追うと半田ブリッジがあり周辺TR 2SA970 2SC2240が壊れていた 半田を吸い取るとパターンが剥がれたままリードに半田付けした跡が現れたりグリーンマスクが剥がれ酷い事になっている よく見て補修しておくべきだった 又本来熱結合の為貼り合わせてあった様な跡のあるTRが離れていたので接着




念のため基板をこれ以上壊さない様内部電源配線を外し外部電源の電流制限を掛け基板に印加し動作確認 過電流が流れることなく正常に両ch共動作したので電源を元に戻しアイドルとオフセットを調整


ウッドケースに収めるとラックスらしい雰囲気になるが本機のケースは傷が多くちょっと残念 暫く音出し




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