HK6800


2010/7/19

”ヒューズ切れで確認できません”ジャンク H/O多治見店にて¥8Kで購入


隙間から各POWER TRのB-C B-E C-E間の導通をテスタ(アナログメータタイプ)で調べていくとRchのAタイプTRがおかしいので放熱器を本体から取り外しばらしていく 余りメンテ性は良くない構造



放熱器に固定されているドライブ基板を外すとTRが確認できる 海外メーカと思うが部品は全て日本製 東芝 2SA1302が不良でC-E間が導通状態となっていた



若松通商で2SA1302 Oランクを購入 昔のA BタイプのTRパッケージは緑だったが黒パッケージに変っているので違和感がある


TRを交換後暫く動作していたが左右のアイドル電流に差があるのか放熱器にかなりの差が有った為アイドル調整らしいVRを回すとプロテクトが点灯し その後解除しなくなった 本機のプロテクトはリレーでSPを保護するのではなくパワーTRをカットオフさせるようでリレーは無い 信号を追うためにはかなりばらさないと追えず面倒 パワー部を壊さない為外部電源で供給して左右を比べながら調べていく と言うのは本機は回路を追いにくいので正常なLchの波形を見ながら探る事にした



RchのパワーTRサブ基板に電源を供給しなければプロテクトは動作せずドライブ段は動作している事が分かりサブ基板を調べるとTR類は正常で又もや抵抗が怪しい 10Ω 100Ωがおかしくなっていて動作しているLchの抵抗も100Ωは130Ω程を示し劣化していた 他のアンプでも抵抗がおかしくなりその為動作点が狂いSEPPコンプリTRが同時ONで壊れたとおもえるものが何台かあった


抵抗交換でプロテクトは解除され両ch共動作するようになった このての抵抗には要注意 外装色が他の抵抗と違っているので見つけ易いが遠回りをしてしまった 外したパネルを元に戻し組み立てる


暫く音出し 中高音が明るい元気な音でA10に似た感じがする




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