AU-9900



2011/4/2

”片方音出ません”ジャンク H/O大垣店にて¥10Kで購入
古い機種ながら目立った傷は無く状態が良かったので持って帰った




電源を入れると暫くしてプロテクトは解除され正常そう CDを接続しヘッドフォンで聞いてみると左右共音は出ているのでスピーカを繋ぐと左右共音が出てパワー部は正常 各SWを操作して確認していくとトーンONで右の音が出なくなる 片方音が出ないとはこの事らしい


トーン回路周辺を追っていく サブパネルから基板を外し入力した1KHz方形波信号を追っているうちに動作する様になり不良箇所が特定できず その後正常に動作している



放熱器のトランジスタを見るとシリコングリスが乾いた様に見るので取り外しシリコンコンパウンドを塗り直しておく



パネル ツマミを外したので掃除



暫く音出し 切れの良い音ではなくマイルドでどちらかといえばクラッシック向きか

2012/11/28

なかなか構造的には良く出来たアンプで音も悪くないのでもう少し手を入れる事にした
まずイコライザアンプのケミコンの交換 ハンダ面フラックスを洗い落としハンダ付け確認
外したケミコンを調べると容量抜けは無くESRも優秀 





次に電源基板も同様にケミコン交換 基板洗浄





パワーアンプドライブ基板も同様に処理 To 220 Trの放熱器は取り外しマイカ板をサーコンに交換して組み立て




トーンコントロール基板 フラットアンプ基板のケミコンを同様にMUSEに交換


オムロンのツイン接点MY4Z DC-24Vリレー ソケット付きに交換しておく 



大型ケミコン以外は全て交換してはみたがこの頃のケミコンは優秀でアンモニア四級塩問題のケミコンでは無いので交換の必要はなかったが気休めに信号部はMUSEにしておいた
ちなみに220μは実測214μ 100μは実測105μで規格内



オフセット調整 アイドル調整後 6Ω負荷 1KHz 15W出力で歪率測定 0.02%程度でまずまず 10KHzでは悪化するが十分許容範囲




トップへ
戻る