HA-6800


2010/10/30

”電源入りません”ジャンク 長野県 上田H/Oにて¥3Kで購入
奥飛騨へキャンプに行った序に足を伸ばし上田城を観光したあとH/Oに寄り見つけたもの POWER SWボタンが奥に入り込みメカ的におかしくなっている 
普及機程度の重さではあったが日立のMOS FET機なので名石といわれている石の搭載機かもしれないと期待して持って帰った カバーを開けるとヒートパイプ放熱器に組まれたFETはTO-3タイプの2SK133 2SJ48で死んでなければこれだけでも\3Kの価値はある


中を見ると電源SWが取り外されている この為SWボタンが中に入り込んでいたのは納得 何故外したのか?又パイロットランプの電球が切れたので入力切替の余り使わない箇所の電球と入れ替えてみたのか繋ぎかえられていた


電源SWは手持ちに合うものが有り取り付け 電球は3V 30mAの麦球があったのでシリーズ抵抗を入れ切れている箇所を交換




信号を入れてみるとLchの出力が出ない 信号を追っていくとこのアンプもバランスVRが不良でやはりアルプスの250KΩ MNが使われている 前に購入した新品に交換


音は出る様になったが無信号時にAMラジオで夜間受信時に出る様なビート音が微かにする オシロで発生箇所を追っていくとパワーアンプ段で両チャンネル共300KHz程で強烈に発振している 負荷が重いとファイナルが飛ぶ可能性があり危険な状態
パワー部基板を見ると又しても怪しい抵抗が多数実装されている 抵抗値を調べると片ch当たり9個全てが異常 回路図がある訳でも無いのでR番号を外した抵抗に貼り付け実装ミスをしない様記録しておいた
 


抵抗を交換すると発振は止まり正常となった これらの抵抗値が変化した事で動作点がおかしくなっていた様だ
音出し FETの特徴なのか繊細で分解能の高いなかなかの音




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