A-2500


2009/6/19

このデッキは学生時代に一夏バイトして新品を買ったもの 当時3ヘッド 3モータ機は憧れの的で高嶺の花 本機は入門機ではあったが学生の身分ではこれが買える範囲のものだった


5年程前には一度動かした事はあったがそれいらい物置に置いたまま それを引っ張り出してきたがうごくだろうか 考えてみれば5年前でも30年程経った製品がノーメンテで動作していた事になる ある意味驚異的
電源を入れてみると発煙などの異常は無い キャプスタンは回るがピンチローラは固着で動かない リールモータは正常そう
ビスは錆びアルミ部も粉が噴いてかなりひどい




固着したピンチローラアームを取り外し清掃
平ベルトは埃を取り除くと綺麗になり張りは未だありこのまま使えそう



各部を清掃し錆びたビス類を交換し再生動作 再生アンプは正常 35年経った今でも問題なく動作していると思いテープを聴いていると片面終わる頃からテープ速度が落ちてきた 調べると進相コンデンサがかなり熱くなっている 劣化している様なので交換 50/60Hz切り替え用に0.8μ 2μの複合となっていて50Hz時にパラとなるよう切り替えているが複合タイプは見当たらず当地は60Hzなので2μ固定とした モータ用2μが入るまで仮にMDコン1μをパラでテスト


ピンチローラの化粧カバーを失くしビスだけで留めていたので2tアルミ板で手作りしてみた


5tのアルミ板主要パーツがマウントされダイキャスト側フレームが組み合わされた構造でメーカの拘りがこの頃の製品にはあったように思う



テープ速度は正常になりテープ1往復でも異常なし
底カバー内側に貼り付けてあった基板VR名称を記載したもの これがあれば調整時助かる




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