A-8



2012/10/21

”音出ません”ジャンク H/Oにて¥3Kで購入
どの程度のランクのものか良く分からなかったがデザインが独特で面白そうだったので持って帰った
表示通り音は出ずパワーランプも点灯しない パネル面セレクタに書き込みがありパネル全体は薄汚れている




オリジナルの麦球が切れたのかパワーランプはLEDに交換してあり後2箇所は外されラッピングしてあった線は切断されたままとなっていた



ビニールテープで止めてあったLEDの配線を収縮チューブでやり直しゴムブッシュを使い固定 POWERランプがLEDに換えてあったが本来の配線位置に接続してなかった 本来の位置では点灯しなかったので適当な電圧が掛かるところを探したようだ 回路図は無いので回路を少し追ってみると本機は単純な電球切り替えでは無く電球の寿命を延ばす為?定電流駆動らしい オリジナル麦球は1個配線してあったので残り3個分のダミー抵抗を追加してLEDへ分流 SWONで点灯出来るようになった






プリアンプ基板の電源部が焼損して基板は熱で変色している
他の箇所にも変色した所がありトランジスタが複数個不良となっていた この基板はハンダ面が上となるので熱がこもり発熱の大きいトランジスタ近くのケミコンは容量が半分以下となっている 又電源が焼損し入力電圧がスルーとなり内部ケミコンが耐圧オーバーとなりパンクしたものもあった



フィルムコン?を固定する接着剤にメッキ線が侵され緑青が噴いているのでフィルムコンを外して見るとメッキ線は断線していた


プリアンプ基板のハンダの状態は良くなくクラックが何ヶ所か起きていたため全ヶ所再ハンダ後フラックスを洗い流し確認
ケミコン液漏れでパターンが腐食し断線していたところは補修


プリアンプを単体で動作確認 電源が±50Vオーバー入力で電源部が直っていないと又素子を壊す恐れがあるので外部電源で電流制限を掛けフォノアンプを確認


アルミ放熱板が付いたトランジスタもハンダクラック


パワー部基板には埃がかなり溜まり汚いが焼損は無さそう
ハンダ面を見るとハンダの状態は悪くこちらも再ハンダ



左右でパワートランジスタのメーカーが異なっている オリジナルは東芝らしい サンケン付けられている横に黒い焼損の跡があるのでこのチャンネルを交換したと思われる


放熱器シリコンコンパウンドが乾いて粘りが無くなっていたので両チャンネル外して塗り直す
放熱器取り付けビスが外しにくい構造で面倒


ボリュウム基板への渡りフラットケーブルが正規のつけ方ではなくボリュウムが新しくなっているので一度外しこの様なつけ方になったらしい?
ピッチの合ったケーブルがあったので付け直す



パネル、SW頭を外し掃除 メッキのくすみ 緑青は磨いて落しておく


オフセットのズレは殆ど無く調整無しで使えた




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