AU-777 追修理


左右のゲイン差がかなり(6dB程)あるので調べていくとプリアンプに問題がある プリアンプを順に追っていくと中ほどのTrエミッタパスコンの容量抜けが起きていた そのケミコンを外すと液漏れが起きていてリードが簡単に抜けた 
ケミコンの推定寿命は使用条件で異なるが簡易式で凡そは出る ニッケミ資料では計算式結果で15年を超える場合でも最長15年としているので本機はとうに寿命を迎えている事になる 全く動作しない訳ではないが… 


プリアンプのケミコンを全数交換した 外した他のケミコンの容量抜けは起きていなかった


パワーアンプドライブ イコライザーアンプのケミコンもファインゴールドに交換


前の持ち主が基板パターンの補強をメッキ線でしたらしくその時の作業?でいたる所にリードを溶かした跡が…


シャーシ内部の両リードのケミコンがパンクしていた
500μ/50Vは300μに劣化していたがそれでも全くダメではない


交換は結局かなりの数になった



プリアンプ基板やドライブ基板はフラックスが多く付き汚いので試しにドライブ基板を本体から取り外しロールハンダ仕上げ風にしてフラックスを洗い流した



フラックスでコッテリしていた基板はすっきりした




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