DP-7010 修理依頼品


2013/8/12

”最近ヤフオクで落札した、KENWOOD DP-7010を使っています 今の不具合はパネル下の4つ有るボタンのトラックが玉切れでつきません、それとたまにCDを読み込まない時が有ります(トレーを再度開閉すれば読み込みます) ”
東京都 M様修理点検依頼品
音が気に入っていて今後も使っていきたいとの事


まず麦球を交換するためパネルを外す
何ボルトで動作しているか調べるとDC6Vで点灯している


6V麦球は手持ちに無く耐久性からも3Φの高輝度青LEDに交換してみる
取り付けスペースが限られているので足を曲げて組み付け


点灯確認すると4個共点灯し本来点灯する所が一番明るい
基板パターンを追うとランプはトランジスタでドライブしていて電球点灯時の突流防止に4.7K ブリーダ抵抗がトランジスタ コレクタ エミッタ間に入っている OFF状態でも高輝度LEDの為ブリーダ抵抗に流れる1mA以下の電流であってもかなり明るく点灯する


ブリーダ抵抗は影響の無い様片側浮かせておく
仮組みしてみるとちょっと明るすぎ
現状7mA程流しているが多すぎた様だ 恐るべし超高輝度LED


受け入れ確認時再生中CDによってメカ部からパルスモータが動作する時の様なカツカツと小さな音がする
調べる為メカを外してみる


ピックアップをフローティングしているバネが弱く反りの大きいCDでは振動してベースに後ろ側フレームが軽く接触するようだ
隙間に薄いフェルトを貼っておく


トレーを外しベルトの状態を見てみる
張りがあり綺麗な状態 交換の必要は無いだろう ベルト プリーを拭いておく


基板ハンダ面のクラックが起きやすそうな所を確認
熱を持つTO220タイプ トランジスタ足にクラックが何ヶ所か起きていた これまで動作はしていたと思うが何れ動作不良となる可能性が大きい パネル基板にもクラックがあり気になる所は修正



ピックアップRF信号を見てみる 
振幅がMAXとなり振れがMINとなる様調整 ほぼズレは無かった
本機と同じピックアップ、メカ搭載の他機種手持ちジャンクがあった 調整で中国製女子十二楽坊、CDR他の再生が出来る様になったのでDP-7010のピックアップが寿命となっても交換出来るので当面は大丈夫だろう



通常のCDの他中国製女子12楽坊CD(古い機種では再生しにくいもの)、CDR、ハイブリットCDの再生も問題なく動作している
ピックアップは今の所問題無いと思われる 




トップへ
戻る