AD-FF5



2009/10/18

”操作出来ません” ジャンク 長野県 小布施に出かけた時序に寄った長野 H/Oで見つけた物 ¥0.3K
3ヘッド シングルキャプスタンの普及機 重量は軽く余り特徴は無いと思ったが安かったので持って帰った
(小布施へはこの酒を目当てに出かけた)



フタを開けてみると 平ベルト 角ベルト共溶けてへばり付いていた


モータプーリに溶けたベルトが巻き付いて周辺にも飛び散り またキャプスタン フライホィールには角ベルトまで絡んでいる
メカをばらした時 手先は汚れるし テーブルにも気をつけたつもりでも汚れが付いて大変


ヘッドはかなり汚れている



手持ちのベルトにほぼ合うものが有り組み付け この機体はメカとメイン基板の接続線はコネクタではなくラッピング仕様で パネル基板ともラッピングでコネクタ接続は一切無くメカは線が付いたままの作業でメンテ性は悪い



カセットドアが勢い良く開く ロータリー式ダンパーがへたっているので分解 粘性オイルが無くなって軽く廻る オイルの代わりに2剤エポキシ接着剤のA剤が程好い粘性なので之を塗って組み付け 今はこのA剤で程好い開閉速度だが経年変化でどうなるか?放熱用シリコングリスの方が良かったかも


パネルにADMSというSWがあり AUTOMATIC DEMAGNETIZING SYSTEMの略となっている 要はヘッドの自動消磁機能の様だ
他社では之まで見た事の無かった機能でなかなか面白い 再生ヘッドに自作消磁器をピックアップコイル代わりに密着させてオシロでモニタして動作させるとバイアス用キャリヤを印加 減衰させているのが見える


メカのベルト以外には特に不具合は無く 再生音は悪くない
アイワがカセットに力を入れていた頃の真面目な作り




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