TC-K777ESU追修理


2014/3/2

久しぶりに電源を入れ再生してみるとLchの音が出なくなっていた
再生アンプの信号を追っていくとローパスフィルタのコイルが断線している


外して単体で確認してもやはり断線している
幸いRchのコイルは正常なので外してインダクタンスを測定してみた 約20mH ネジコアで可変出来るので可変範囲を確認
パターンを追うとコイルとパラに100Pが入っているので約100KHzの極が入る事になりバイアス周波数にほぼ合っているので調整時はバイアスキャリヤが最小となる様調整すると思われる



外装フィルムをカッターで切り巻き直しが出来そうか見てみる
フェライトポットコアはゴム系接着剤でボビンに固定してあり無理に外すとフェライトが割れそうなのでドライヤーで加熱して接着剤を柔らかくする事で外す事が出来た かなりの量巻いてあるので巻き直しは手巻きでは無理がある


とりあえず解いていく
巻き始めの1層目端で切れていた ボビン貼り合せ接着剤の影響だろうか?


元の巻き数は判らないので同じ太さ相当のウレタン線0.1φを見た目同じ位巻いた ネジ付きコアの位置で容量は可変出来るのでアバウトでも大丈夫だろう 
元の外装フィルムを接着してコイルは完成


巻き直したコイルを元に戻し動作確認 正常に再生出来る様になった コアのトラップ調整をして再生レベルも確認
たまには動作させてみないと他の修理済みの物も問題が起きているかも? ジャンク修理済み機が100台以上あるので当分楽しめそうだ




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