KA-8100


2014/4/20

”音出ません”ジャンク H/Oにて¥2Kで購入 金沢 福井の丸岡城などへ出かけた序に寄って見つけたもの


電源を入れてみると暫くしてリレーの動作音 CDを繋いでみるとヘッドフォンから音は出ている Rchからボソボソ音が出ている そのうちリレーがON OFFを繰り返すようになった ボソボソ音はボリュウムを絞ると出なくなるのでプリ部に問題があるようだ
又バランスVR ボリュウムを回すとガリが出る


バランスVR ボリュウムはばらして掃除




ボソボソ音を追っていく トーンパスでは出ないのでトーン回路のHA1457が怪しい
同じ物は手に入りそうに無いので代用を探す事にした



データシートは見つかったのでスペックを見るとプリアンプ用で内部等価回路はOPアンプそのもの 電源はMAX±25Vとなっている OPアンプで代用出来そうだが電源がネックになりそう 本機は何Vで動作しているか調べると±25Vで規格一杯で使われている こんな設計をするのか…
代用OPアンプの選択肢が少ない NJM2147は±28Vまで使えるがスルーレートが0.5V/μsと遅く不向き 44V品のNJM5532は消費電流が多くゼナーで±20Vに落すつもりなのでこれも使い難い LT1037のSOPが手元にあったのでシングルラインに変換するのは面倒だがこれを使ってみる ユニティゲインには不向きなものだが本機には何とか使えるだろう






パワーTRは取り外しマイカ板をサーコンに交換 特殊サイズなのでシートから切り出し加工





ツマミ パネルは洗剤で掃除
シャフトがくすんでいたので磨いておいた


代用OPアンプで動作は出来る様になったので組み上げ
調整 測定してみる RchのみOPアンプに替えたが両ch共
トーンスルーで歪0.01% トーンONで0.02%程で差は
出ていない リニアテクノロジのOPアンプの音はどうなのか

続く


続き

LT1037は本業の計測器に使ったもので44V ローノイズ ローオフセット そこそこの帯域があるので何年か前選定した オーディオを意識した訳ではないがアプリケーションにはフォノEQがありオーディオにも使えると後で分かった
音出しをしてみた トーン回路有り/スルーの差は分からない LT1037はHA1457と本機に組んだ場合には特性的に差はないので問題ないようだ フォノ MM MCも正常 




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