AU-α707i修理依頼品3


2015/1/20

”Lチャンネルの音が時々出なくなった”東京都 Y 様 修理依頼品
確認してみるとメインボリュウム L側に絞りきった位置から9時位置位までガリがありその間で音が途切れる位置もある


本機のボリュウムは6連 100K×2+5K×4と特殊で入手困難のため外して掃除するしかない


ガリはオシロで波形を見ると5,6段目の5Kで起きている様だが全段掃除した方が良いだろう


ボリュウムの摺動ノイズ測定方法は規定されているので近い方法でガリの出ないRch側と比較してみた
5段目、6段目はかなり大きな摺動ノイズが出ている
4段目はガリが気にならない側のものではあるが劣化は起きている
摺動部接触面の劣化が進んでいると思われる

  6段目


                 4段目


外した順に並べ忘れない様記録してから掃除
ボリュウム単体を組み立て後再度摺動ノイズを測定してみると前よりは良くなったが完治していないので抵抗体が劣化してる様だ



ケミコンを固定した接着剤の影響で触れた抵抗リードは錆びている


ケミコンを外して接着剤を落し錆びが酷い抵抗は交換しておく



ゼロ調後音出し ボリュウム9時位までのガリはゆっくり廻せば気にならないがやはり出ている 音が途切れる事はないが1週間位様子をみてみる




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