AU-α707i修理依頼品 その後


2015/3/2

ケイグで掃除してみても摺動ノイズは改善するがガリは完治しない
之まで分解掃除で改善しなかった事は無かったがボリュームツマミにかなり傷が入っているので衝撃で抵抗体に何かダメージを受けているのか?
三栄電波殿にアルプス受注品を問い合わせたが一般的なA、B、C 4連までで6連は対応していないとの事
本機は5K特×4 100K特センタタップ付き×2となっている
特とはどの様な特性かアバウト測定してみた




測定誤差を考慮しても5KはBカーブに近いが特殊 100KはCカーブに近いが之もまた特殊
単純にAカーブと思っていたがこの様な特殊の6連は手に入らないだろう どうしたものか
種類は異なるが新品ボリュウムの摺動ノイズは明らかに少ない

               補修前


            ケイグ補修後


        東コス RV24YN 5KB 新品


だめもとで無難な4連 5KB と2連 100KB センタタップ付きのボリュウムを購入して各々ばらして6連に組み替えてみる事にした
特性カーブが異なるので音量変化に違和感が出るだろうが…
100K×2はプリアンプ 5K×4はパワーアンプ用で×4となっているのはXバランス回路のためホット、コールド用が必要となるためと思われる
3/19注文しておいた2連、4連ボリュウムが届いた


新品をばらすのは忍びないが2連 4連共ばらした
当然だが新品の摺動子は綺麗



取り外した部品を6連フレームに組み替え



          6連をばらした残材


予想通りボリュームの回転角と音量の関係が合わずかなり廻さないと音量が上がらない
ボリュームカーブを補正するため邪道だがA-B間に抵抗を挿入してみるとかなり改善され測定してみたところ我が家の707iと比べツマミに刻印されている数字1こま位の差となった


音出し ガリは解消 やや多く廻さないと音量が出ないがそれほど不都合はないだろう
今回は1/20にお預かりした本機の依頼者が2/25まで不在との事で戻られてからボリューム組み換えをしてみる旨了解頂き部品発注したので時間掛かった




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