A-820GTR 続き



2015/4/27

ケミコンを交換する事になったのでケミコンを手配する 15000μ/69Vと今手に入る規格には無いもの またリードも特殊 実際に印加されている電圧を測るとAC102V入力時約63Vとなっている +10%入力が変動すると規格ぎりぎり 多少のオーバーは許されるが常用ではない 産業用機器設計に関わる身ではこの様な設計は考えられない コスト優先だろうが… 
80V品はラインアップ少なく 取り付くサイズのφ40以下ではφ35の10000μしか無く容量が少なくなるので裏に2200μをパラに追加することにした
液漏れが乾いて白い粉が溜まっていたが通電すると又液が漏れてきたケミコンを外す 




裏付けする2200μはスペースの関係で径の太い背の低い方を使うが本当は径が細く背の高い方を使いたい
同じ容量なら径が細く背が高いほうがケミコンの内部構造上 ESRが低くなり特性的には良いはず 



10000μ/80VはRSで扱っていたので頼むと在庫切れ 2週間程で入るとの事で待っていると送られてきたものは全く違う結束バンド イギリスから送らせたとの事だが現地のミスらしい やっと5/26に手元に着いた かなり小ぶり リードの違いも何とかしなければ…
どの様な管理をしているのかケミコン頭に隣のリードが当った打痕が4個共付いている ニチコン側のトレーの端数カット梱包が悪いのか?
返品したいところだがこれ以上待てないので使用することにする
元のケミコンの足に合わせメッキ線で足を付けておく



ケミコンは念のため4本共交換


足加工したケミコンを取り付け 外した配線を元に戻す



2200μを各2パラ裏付けしておく 表を見ただけでは10000μが小さくショボく見えるがこれで計14400μとなる
基板にシリコンゴムで接着 補強もしておく これで多少の振動でも大丈夫だろう




ケミコン接続が間違いない事を確かめた後通電

以前仕事で4KW出力 DC/DCコンバータの開発試験中ちょっとしたミスで47000μケミコン数個を破裂させた事があり それ以来大型ケミコン交換は出来ればやりたくない作業となっている (大型ケミコンを破裂させた事のある方はそのすごさはお分かりと思いますが…)

歪は10W時0.02%〜0.03%程で問題なさそうなので音出し確認






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