TA-F333ESX 修理依頼品


2015/5/17

京都府 I 様 修理依頼品

@電源投入できず。または投入できるが、リレーが点滅したままになること
 
A使用中、突然左右の音のバランスが悪くなること
 
B電源インジケータの「ムギ球 2個」が点灯しないこと〈断線〉
 
との事 リレー点滅? SONYは点滅はしなかったような…
中を見てみる



スピーカ端子が交換されており端子に固定されていた基板は配線で繋がっているだけで固定されず一応ビニールやテープで他にタッチしないように処理はされているがやはりこの状態のままではまずいだろう
線がハンダ付けされているターミナル スピーカAのRch+他にハンダクラックが何ヶ所か起きておりこれが音の不安定さの原因と思われる





SP端子へのパターン引き回しは長い箇所があるので極力基板パターンを通さないリレー足ポイントに配線をやり直しておく
基板はジュラコンサポートでSP端子がついたアクリル板と共締め固定するようにしておく


リレー基板が固定されていないので固定する前に接点を磨いておく


電源の麦球はLEDに交換されていたが抵抗のリードがタッチしてパス状態になったりしてLEDが壊れそう
それと元は8V程なので330オームでは電流ちょっと流し過ぎ
高輝度のLEDに交換 電流が少ないと電源投入時 赤点灯 リレーONで緑点灯となるはずが赤 点灯後赤 緑両方点灯するので電球相当の抵抗をパラに入れておいた
 


ハンダクラックが無いか見ておく
特に気になる処は無いがヒートシンクに付いたTrのハンダが微妙 過去に修理されているのか?



ヘッドフォンで聞いていると音が片ch出なくなったり両ch出なくなったりと不安定
ハンダのクラックは無いのでリレーを疑い接点を掃除



オフセットはRchが23mVと少々多目 両ch調整 アイドルは調整ポイントに15mVとシルク文字で表記してあり若干多目だったので合わせておいた
歪は10W時0.02%程で特に問題なさそう
これで音出し確認 二三日様子を見て発送予定




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