GX-Z9100EX


2015/10/1

”2014/8に修理業者で修理したが不満がある”兵庫県 F様 依頼品
 修理した所へメールしても連絡が無いとの事で

1 録音時、再生時の、50分テープまでは異常有りません
  が、60分・70分・90分の最後の方が、速度が遅くなりま
  す。

2 フタ閉じるとき、閉じるカセットテープもありますが、完全
  に閉じるには手で押してやらないと閉じないテープが多
  い。

3 録音時の録音ボリューム8〜9ぐらいまであげないといけ
  ない。


中は綺麗
カセットドアは依頼者が言われる様に閉まりきらない時が多い
カセットの状態はこの差となる



メカを外して調べる


ツメの押さえが甘くなっている 此処がしっかり挟んでいないと最後の一押しにあそびが出る
以前GX-9の時はここを修正してもドアガタが直らなかったが…
この部分は分解して無さそう グリスはオリジナルのままと思われる


分解してツメを修正




ピンチローラがウレタンゴムに交換されていたので何気なく廻してみるとテイクアップ側が偏心している
ピンチローラを外して見ると裏側押さえが割れている 交換した時こじて割った様だ ゴムの当り面に傷が付き膨らみが出来ていたので真円にならなくなった様だ 修理業者が作業したのか?
目で見ても真円でないのが分かる 0.3mmの差



ゴムの割れたピンチローラがパーツボックスに在ったので芯を入れ替える事にした
これで見た目偏心は無くなった




テープ後半で速度が遅れるか確認 送っていただいた70分テープを我が家のPIONEER機で1KHzを録音して本機で再生して周波数が変化するか見た  初めと終りで殆ど差は無い 数Hzオーダで変動しており PIONEER機では1桁以下での変動なので本機はワウフラが多い事になる ピンチローラの影響か?聴感上は分からないと思うが… それと他機0VU録音が本機再生で3dbほど低い
PIONEER機YAMAHA機はレベル調整はしていないが良く揃っている
修理業者ではレベル調整をしたようだが元の位置をマーキングして再調整 録音時モニタを切り替えてもレベル差がない様調整



左右のレベル 波形をオシロで確認 周期的に左右の位相が揺れておりピンチローラを見ると芯を交換したが未だ芯ブレを起こしている
ウレタンローラ自体も偏心している 元のゴムローラも一緒に送られてきていたのでテイクアップ、サプライ共表面を軽くやすり交換 多少のふらつきは残っているが前よりましになった 修理業者はローラを交換した後確認しなかったのか?
依頼者 F 様にはウレタンローラの場合の偏心している動画をお送りしてローラを元に戻す事を連絡 


音出し 我が家のZ-9100(下)とも比べてみた
家に在った90分録音済みテープも再生してみたが気になる事はなかった




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