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2016/1/10
本機を使い TRIOのKT-990を調整していた時突然受信出来なくなりチューナがおかしくなったのかと思った しかし調べると HP 8656Bの出力が出ていない
8656Bの電源を切り数分後再投入すると正常に動作し20〜30分で又出なくなる これは再現性があったが段々と出る時間が短くなり出ない時が多くなった
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ROMにシールが貼られていない HPのパーツNoが入っているのでこれが仕様か?とりあえず遮蔽シールを貼っておく
モトローラやナショセミ他 多くのIC,部品にもHPのパーツNoが入っていて管理体制は昔から進んでいる
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アッテネータを含むセミリジットの配線経路か電子回路側の問題か?
アルミダイキャストのRFブロック隔壁を兼ねたシャーシ等の機構設計は今見ても素晴らしい
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出力が出なくなる時はアンプ出力が出ていないのでRFブロック側が原因の様だ
マニュアルはCDRで添付されていたが動作説明は英文 回路図はHP流の書き方でブロック単位で書かれていて自分には全体を把握するのが大変 信号名の行き先を探すうちにその信号名を忘れ…
本来はこのマニュアルが見易いのだろうが…
出力が出ない時隣のブロックのダイオード部にオシロプローブを当てるとレベルは低いが出力が出る この部分の回路図を探す
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回路図PDFは小さな文字が潰れて倍率を上げても見難い また紙にしないとアナログ人間(自分)はモニタ画面を見てもピンと来ない 電圧同調フィルタ部とALCコントロール部に絡むところを触った事になるのでALCピンダイオード コントロール系に問題がある様だ
ALCループを切り替え固定電圧にするジャンパがあり固定側にすると安定したレベルが出力されたので予想は間違えではなかった
固定(OPEN)側にするとピンダイオード DC動作点が-1.97V ループ(CLOSED)側にすると+0.7Vとなり出力は出なくなる この+電位は回路図よりダイオードクランプされた電圧で通常動作本来はマイナス電位らしい いずれにしてもこの OP AMP もしくは周辺が怪しくなる
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ロゴマークでナショセミ製である事は判る オペアンプに型名の表示はなくパーツナンバーが入っていてリストを追うとLM218となっている オペアンプとしての入出力関係が成り立っていないので壊れていると思われる 取り外しICソケットにして手持ちの汎用品を取り付け
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2時間以上通電しても出力は出ているので良くなったがAM変調の変調度を深めると寄生発振の様な波形が出る
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交換したオペアンプを初めTL081にしたがこれは位相補償付加CRが無いと元々容量負荷で発振しやすいものなのでLF356に替えてみた いずれも古いがシングルの手持ちで周特がましなものは之しか見つけられなかった とりあえずLF356で1KHz変調は綺麗になったがスルーレート、帯域幅共不足 LM218は入手し難いので多少オフセットやバイアスは落ちるがLM318に交換しないとまずいだろう (良く探すと未使用の古い錆びて文字が消えかけたTO-99タイプのLM318があったがこれはパス 何年前のものだろう? DIPも出てきた)
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FMも問題なさそう オシロ遅延掃引で偏移しているのを確認
このオシロ掃引が時々不安定になる こちらも何れ修理が必要
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