A-2000a 修理依頼品 続き


RchもTO-220 Trの足はグラグラ 他にも怪しい所多数


Rchは応急再ハンダで一先ず動作するか確認
両ch動作している Rchの接着剤剥がしを思うとちょっと気が滅入る




33000μ/6.3Vケミコン外すのは可也面倒 外した序に測っておく 少し容量の差はあるがこのまま使えそう
接着剤は一部部品を外しながら削ぎ落としていく 




Rchもフラックスを洗い流し組み付け




動作確認
Rchはオフセットが-0.18Vと可也ずれている Lchも90mVと多い
十分暖まったところで調整 可也放熱器は熱くなる
歪を測ると不安定 SPリレーをON/OFFすると落ち着くのでリレー接点が接触不良となっている様だ リレーを取り外し接点掃除をする



リレーを外そうとするとSP端子に当り端子も外さないとリレーが取れない


接点を掃除


再度歪を測定すると安定したが問題が…SP端子基板を外したせいか時々リレーON/OFF SWにリレーが反応しない時がある
リレー基板にもハンダクラックが出来たようだ 再度基板を外し怪しい所を再ハンダ フラックスはアルコールで落しておく



音出し フォノ CD他入力を確認しておく
JBL4312から低域のパワーと繊細な高域が程好く出てくる 之は良い 自分も欲しくなった
ツマミ側面が汚れていたので掃除


良くなったので返送したがLchからハム音がするとの事で戻ってきた 輸送中の振動で見つけれなかった病巣が出てきたのか?調べて見る
電源を入れてみて暫く正常でやがてLchからハム音が出だした L側スピーカマイナス端子に僅かにリップルが乗っている 8ms程の周期なので両波整流のリップル成分 マイナス側アンプにリップルが乗るようだ パワー段コレクタ電圧をモニター


本機の電源系は良く分からないので追ってみた サンスイのXバランスの動作とは違いプラス側はB級アンプでマイナス側がA級アンプの様でA級アンプパワー段は±3V程で動作している正常なRch側と比べるとLchはアンバランスで+が低い 調べるとトランスセンタータップに入っている2Aのヒューズが切れていた この為センターが不安定で+電位が下がるとリップル領域に食い込んでアンプ出力にリップルが乗る様だ フューズが切れても動作するので気が付きにくい ヒューズ交換でバランスが取れて安定した
本機はちょっと難解な動作をしている 之が純A級150W+150Wと言えるのだろうか?
数日通電して様子を見て返送予定




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