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ターン数は分かったのでトランスを手巻きで巻いてみる
コンバータ用トランスを巻くのは6年程ぶり
仕事での4KWコンバータ試作時はトランス巻き線のリッツ線も手作りしていたのでトランス巻きは慣れてはいるがEI22と小さいので老眼ではつらい




巻き終えたのでコア(EI22)を組み付け基板に実装 本来はワニス含浸すべきだが自宅使用なので省略
焼損した2SC3405は800V耐圧で手持ちに無かったので購入



他に壊れている箇所が無いか調べると10Ωセメント抵抗が焼けて断線している
温度表記があるので温度ヒューズ入りの抵抗と思われる




基板単体で動作するか確認
巻き直したトランスはドライブTrコレクタがスイッチングしているので巻き線極性ミス無く問題なさそう メインのFETゲートドライブが出来ておらず出力が出ない 未だ何処か不具合がありそう 回路図は無いので気を取り直し基板回路を追ってみた メインはハーフブリッジフォワード型と思われ焼損したトランスはゲートドライブ用電源部のようだ ドライブ電圧は15V程でサブ基板へ供給しサブ基板よりドライブ波形が出てパルストランスでゲートドライブする構成の様だ
デットタイムも確保され正常そう この波形がゲートドライブ IC TC1427入力端ではローレベルが浮いた異常な波形となっている ICを外すと正常になるのでICの不良の様だ トランス焼損時壊れたと思われる TC1427CPAは持っていないので手配 部品単価は安いので余分に買った事もありトランジスタを含めると本体より高くなってしまう



9/26 手配しておいたTC1427が入ったので基板に実装
試すとメインの24Vが出てきた 之で電源がやっと動作するようになった






本体を組み立て 非常に多くのビス止めで組み立つが余る事無く組み立った








全て接続したので電源を入れてみる
液晶画面が立ち上がったので動作している様だ 試しに1KHzを入れると波形が出てきた
取り扱い説明書は日置ホームページよりダウンロード出来たので操作は何とかなるだろう スペック的には最新機と比べるまでも無いが趣味で使うには8ch同時観測が出来るので之で十分




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