SQ38FDメンテその2



トーンVR取り付けシャーシが不自然な状態 締め過ぎで反りが出ている 丁度合うサポータが無かったので平ワッシャで高さ合わせ
元は逆に付いていた様で取り付け部メッキに跡がある ボリュウム交換をしたがシャフトが短かったので取り付け板を逆にした?又ヘッドフォンジャック取り付け板に何をしたのか曲がっているので修正



サブパネルを組み立て
ケミコン弁に膨らみがあるので外して調べてみた



47μ×2は71μと61μになっていて容量は多いが…昔のケミコンの規格ではOK?電源の都合で250Vを掛けてもこの電圧ではリークは10μA以下で良さそうだが定格電圧まで掛けてはいない 若松通商に相当品があるので交換したいところ とりあえず続投



ソケットは歯間ブラシで掃除


プレート電流を測定出来るようカソードに古い10ΩF級があったので足付きラグで中継


電流を測ると80mA以上流れて絞り切れない カソード電位が0.5V以上 上がり動作点が変化した?バイアスが深くなり電流は減ると思ったが勘違いか?試しに2Ωがあったので変えてみると50mAに調整出来る 真空管については初心者なので良く分かっていないが抵抗は低い方が良いので1Ωに付け替え 
Lchは調整出来たがRchは逆に上がり切らずバランスも調整範囲ぎりぎり 何とか40mAまでがバランスが取れる精一杯
両ch40mAにしておいた 50C-A10は可也ばらつきが多いのか 又交換時期なのか?
無銭庵仙人様のページが非常に参考になり自分のOY15は160Ω程あり健全らしいので一安心



音出ししてみる
ここで問題が Lchからちょっと気になるハム音が出ている 音量を上げれば気にならないが
調べるとパワーアンプ初段の6267が不良のようでプレート波形に差が見られ 左右入れ替えると症状が移るので間違えなさそう
6267の価格をネットで調べるとけっこう高い 信号用なら昔は中学生の小遣いで買えたのに…





12/24 頼んでおいたmullard の6267が手に入ったので交換 2本欲しかったが在庫が1本しかなかった
スピーカに耳を近づけると微かにハム音聞こえる程度で左右同レベルになったのでしばらく音出し
A-2000の様なTrアンプほど低域の馬力は無いが何かゆったり聞いていられる





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