TCD-D7 続き


テープパスを調整する為RFテストポイントを探す
幸い他のTPは番号だけの表記になっているがTPRF表記のテストポイントが見つかった 恐らく此処だろう
ここへオシロでモニター出来る様リード線をハンダ付け


カセットリッドを外さないと大きく開かない テープをローディングさせてポストを定位置に持っていく
テープに重りを載せ再生モードにしてRF波形をモニタ



RF波形は平になっておらず中央が窪んでいる
左側のガイドは全く抵抗感が無くユルユルに回り ちょっと触れるだけで回ってしまう 之でテープパスがずれたのは頷ける
右側 ガイドは程良い抵抗感 交互に回してRF波形をフラットになる様調整
調整後 録音済みテープの再生音を確認 ノイズは出なくなり 良くなった様だ
緩い左側ガイドはゴム系接着剤で 緩まない様 軽く固定




再生、録音は出来る様になった 時計の設定が出来ないのと 基板が内部メカと当たる様で浮いて きっちり収まらないので再度基板を取り出す
この部分が元のケミコンサイズより数ミリ背が高くなったので当たる様だ ケミコンが無ければスッキリ収まる
径の小さなタンタルに交換
電源部のスーパキャパシタの電圧が0Vとなっており 劣化したのだろうか?
キャパシタを外して調べるとオープン状態 0.22F/5.5Vがなかったので0.33F/5.5Vに交換してみる
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FPCをコネクタに挿入
基板は浮きなく収まった
頼んでおいた精密機器用ビスが入ったので取り付け
電池カバー裏にメーカ メンテのシールが貼ってあった 26年前か…メカはグリスの固着は無く調子良い



時計の設定はメモられて電源を切ってもバックアップされている
テープ1本 90分の再生音をヘッドフォンで聞いてみた 問題無さそう
本機はジャンクでも純正ACアダプタが付属しており 単三電池が使用できるので電源には困らない





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