DR-100MKU 続き


壊れた U26 5V昇圧コンバータはファントム電源用で これが繋がっていると電源が垂下するので入力のD22とR289を外して 3.3Vを供給しないようにして
他の電源が動作するか確認



スイッチング動作しており 3.3Vは動作している




リチュム電池側、ニッケル水素電池側、ACアダプタ側、いずれからもメインの3.3V アナログ回路用の±5Vなど電源ボタン長押しで ONしてホールドされている
表示基板にある ファントム電源は3.3Vより昇圧された5Vをさらに48Vに昇圧している この昇圧回路に外部電源で5Vを印加してイネーブルを入れると48Vが出たので此処は壊れて無さそう


基板を繋ぎ電源を入れると液晶バックライトが点灯して動作し始めた
ファントム電源は使用できないが それ以外は動作出来るのでは…
壊れていた電源ICの交換は大変そう ファントム電源は使用する事は無いと思うのでこのまま組み立てる事にした


マイクを外してあったので中を見てみた
正面を向いていると思ったが内部で45度傾いている マイクユニットがホルダから外れかかっていたので嵌めこんでおく
左右が外側に向くように組付けなくては 気にせず組付けるところだった



順に組み立てていく



外部電源で電源ボタンを押すと バラックの時より多く電流が流れON出来ない
何か組み立てをミスッたのか?バラックの時と条件が違うのは マイク、内臓SP、リモコン受光ユニットを接続した位なのだが…
これらを順に抜いて電源が入るか 確認 受光ユニットコネクタを抜いたら電源が入った
受光ユニットを調べると 3.3V(Vcc)−GND 間の抵抗値が低過ぎる
過電流で電源が入らなかった様だ リモコンは使えなくても支障は無いが…



我が家の東芝エアコンのリモコンで暗電流が多く直ぐに電池の容量が減ってしまう事が有った その時は積セラの不良だった
もしやと受光ユニットのチップ積セラを外して抵抗を測ると5Ω程を示す やはり不良だった  
高誘電率系のセラミックコンの不良は多いのかも(何処製だろう?) 手持の2.2μに交換  仕事では村田製の高誘電率系を多く使っているが不良になった事は無いが… 積セラチップコンは実装後に基板の反りなどの機械的ストレスを受けるとクラックが入りダメージを受ける場合があると技術資料に記載されている


付属のリモコンは未開封の様だ
ボタン電池の使用時に引き抜くシートが入ったまま 引き抜いてボタンを押すと発光している


ようやく電源が入るようになったのでSDカードを入れてマイク録音してみる
CDのスピーカ再生音を録音 再生してみると録音出来ている
リチュウム電池の充電も出来たのでファントム電源以外は動作している様だ




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