PAD55-10L


2023/2/24

”ブレーカスイッチが引き落とされ 電源が入らない” 何かのエラーで保護が働きブレーカを引き落として様だ
本体は24Kg程あり重たく 動かすのが大変



中を見てみる
ざっと見た限り焼損などの不具合は見当たらない
本機はトランス二次側の整流をサイリスタの位相制御でコントロールして シリーズレギュレータのトランジスタの損失を押さえる方式
回路図は無いので追うのが厄介



クーリングタワーに乗っている サイリスタ、トランジスタ、ダイオードなどはテスターで当たった所 不良は無さそう



ふと配線を見ると 電線の被覆が押しつぶされ破れているのを発見
之が原因なのか?




基板に影響が及んでいないか 基板を外して確認
立っているダイオードのモールドが割れている
他の半導体類は正常そう このダイオードを交換すれば直るか?



ダイオードを交換して 念の為スライダックで徐々に電圧を上げていく
AC50V位で電源としての動作はして 出力電圧のコントロールも出来ている 更に電圧を上げていくと80Vを越えた辺りでブレーカが落ちた
残念 未だ保護が働く 大型ケミコンは隙間から表示を見ると 22000μ/100Vと見える
このケミコンの端子電圧をモニターしながら スライダックの電圧を上げていくと DC 80Vを越えた辺りでブレーカが落ちる
耐圧100V なので過電圧でブレーカを落とす様だ サイリスタの位相制御が上手く行って無さそう
サイリスタ ゲートの配線を辿と この基板に来ているので これがゲートドライバと思われ シリーズレギュレータ トランジスタの コレクタ エミッタ も来ているので C E 間の電圧を一定に保つ制御もこの基板で行っているのか?
この基板の回路を追うしか無さそう 回路図を起こしてみる



カードエッジコネクタになっているので 10ピン延長を作ってみる

続く






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