700ZXE 修理依頼品 1 続き


12V麦球は2個しか持っていないので 電球色 3φLEDで代用
高輝度なので 2mA 程度に押さえても十分な明るさ



STOP 表示ランプも切れていたのでLEDに交換




テープが送られると初めの頃は余り気にならなかった 打音が気になってきた
調べるとアイドラゴムに凹んでいる箇所がある 長期間同じ位置でモータプーリに押さえつけられていたので変形した様だ
アイドラゴムを交換する為 メカを可也ばらす事になった




可也アイドラが凹んでいる
ゴムを外してサイズを確認
外形:20mm 内径:14mm 厚み:3mm だった
テックスペースに近いものが在ったが 微妙に違うので ゴム通でサイズ指定加工品を購入
単価はゴム通の方が安く買える



注文しておいた加工ゴムが届いた
ゴムをプーリーに嵌めてメカを組み立て




テープエンドでオートシャットオフが動作する時としない時がある事に気が付いた
センサからの信号を見ると 回転時は綺麗なパルスが来ている
停止時は スリットロータの停止位置により半電圧でノイズの乗った波形になる時がある
このノイズで回転中とみなし テープエンドになっても リールモータは停止せず 回り続ける
センサ基板を外して単体で見てみる  
センサ基板回路を追ってみた * の定数を替えて安定する様になった



ノーマル(EX)テープで録音するとRchが歪んだ波形となる
バイアスが合ってて無さそう SX ZX も合っていない 元々合っていなかったのか?
特にEXでは REC レベルを下げても下げ切らない 仕方ないのでバイアスを上げレベルを合わせたが…腑に落ちない
バイアスが強いと高域レベルが下がる事になる テープによっても多少の差は出るが多すぎるのも良く分からない



ピンチローラをばらしているので 再生ヘッドのアジマス確認
少しずれていたので再生ヘッドのアジマス調整後 録音ヘッドの確認 
録音ヘッドのアジマス調整モータのプーリーを手で回して センター位置にて録音ヘッドのアジマス調整
1KHzで合わせても 周波数が上がると合わなくなる 周波数が上がると多少ずれるが これまでに無い位ずれる 


パネルを取り付け
メカの締め付け位置を合わさないと リッドとの隙間がずれるので 厄介



オートキャリブレーションは仮組の時に ドルビー OFFにて操作すると Auto Cal が点滅して テープが送られ しばらくすると停止 元の位置にテープが巻き戻されたので 動作は出来ていると思っていたが 再度確認すると調整範囲を外れるのか テープポジションランプが点滅して停止する うまくキャリブレーションが出来なくなった 録音ヘッドアジマス自動調整も合わない位置止まって ずれた状態になってしまう
困った テープ各ポジションのバイアス 録音レベル アジマス調整は手動で合わせてあるので使用には差支えないが 本機の売りである オートキャリブレーションが機能しない どうしたものか 原因がよく分からない
バイアスやアジマスのずれが多すぎると思うが… 之で調整範囲を超えるのだろう


取り敢えず音出し
再生 録音自体は出来ているが…
録音も本来の再生音で無い様に感じる 
気になるニッセイのフィルムコン等の全数交なども考えられるが 大事になり 交換で良くならない可能性もあり
無駄な抵抗になりそうなので ギブアップした方が良さそう
 これ程手こずるのは稀




トップへ
戻る