UDR-F88 修理依頼品 続き



録音スタートすると 波形が歪む現象の原因が何か釈然としないので 各 IC のデータシートブロック図を見ながら考えた
波形も幾分良くなったりしている オシロで信号を追っていると信号に高周波成分が乗っている 特に電子ボリュウム IC に多く乗っている 録音バイアスとも違う
アナログ電源±8V の+側に高周波成分が乗っている 元の3端子レギュレータ出力端にも乗っている 
電源の基本として 3端子レギュレータ出力直近にケミコン+セラミックを付けるのだが 本機にはケミコンが無い
47μを直近のセラミックとパラに付けると 発振が止まった 恐らく録音スタートでバイアス発振もONするので 負荷の変動で発振したのかも?
録音波形は綺麗になった



基板には6個ボリュウムがある PB REC BIAS の各L R
となっている
基板写真に各ボリュウム名称を記入しておいて調整する


Lchのバイアスが調整出来ない
ボリュウムがダメっぽい 外して調べると47KΩのはずが 200KΩ以上になっている
ボリュウム交換で良くなった このタイプでの不良は珍しい


インシュレータのゴムが3か所剥がれて バランスが悪く 置くとグラつくので コルクを貼っておく 
またゴム足は長時間重ねて置いておくと 下の物に張り付いたりするので コルクの方が良いだろう 




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