RS-DC10


2013/9/22

”再生動作はしますが音が出ません” ジャンク H/Oにて購入 なかなかしっかりした作りの様に見えたので持って帰った
アナログ、デジタル各テープを入れて試すとH/Oの表示通りテープは送られるがいずれも音は出ない


シールドカバーを外すと立てに実装された基板が見える



デジタル部?基板のケミコンが液漏れしていてパターンがかなり侵食されている カードエッジ金メッキも緑青に侵されている
黄色の補修電線のハンダも侵されハンダ付けが取れてきた




液漏れしたケミコンは取り外し交換 バイポーラの小型は手持ちに無いので通常のものを寝かして実装



メカの後ろにも液漏れした基板が…



この基板の方がケミコンの数が多いためパターンの損傷が多くボリュウムも変色している ケミコンを外し周辺を綿棒にアルコールを付けで拭いているとちょっとチップ部品に当っただけでもろくなっているハンダ付のせいでチップ抵抗やチップセラミックが何個か取れてきた ひびの入った変質したハンダは鏝を当てても溶けず修復が出来ない
表面を削り取らないとハンダ付け出来る様にならず一旦部品を取り外し削る面倒な作業が続き 部品はハンダが乗らず再利用出来ない
ここまで苦労してもICが液漏れの影響で不良の場合修理はダメかもしれない まずは1608 サイズ チップ抵抗やチップセラミックを購入しなくては





チップコンは容量が分からないのでCメータで測るしかない こんな時は回路図が無いのは辛い
液漏れで劣化したハンダ付けの状態の良くないところは補修して動作確認


アナログカセットは再生音が出る様になったがまともな音ではない ノイズが入り高域が出ない
デジタルカセットは録音済みのものが全く音が出ない 未だ液漏れした基板に問題があるようだ 再度基板を確認

続く




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