Z-6000 調整


2015/8/15

以前TEACサービスセンタ殿にサービスマニュアルを購入出来ないか問い合わせて不可だったマニュアルがネットで手に入ったので見てみると適当に調整したキャリブレーション用発振周波数設定が正しくない事がわかり再調整してみた
このZ-6000は2008/5頃修理してから7年程放置してあったのでまず動作するか確認
20円で購入したミュージックテープを再生させると正常に動作している 再生音も良好



内臓発振器は 315Hz 14KHzに調整するとの事なので調整



キャリブレーション動作が出来るか試すと動作せず調べると録音自体が出来ない
7年放置のうちに再生は問題無いが録音がダメになっているので調べる 今回は回路図があるので追い易くなったものの実際の信号を見るのは構造的に大変な場合もある 今回は録音基板が外側だったので助かったが…
録音ヘッド巻き線の断線はしていないので一安心 録音時にはバイアスが印加され録音信号も加わっているが本来はノーマルテープでも15VP-P以上はヘッドに掛かるレベルが一桁低い


4.7μ/35Vタンタルがショートモードで2個不良となっていたので不良以外のタンタルも全て交換  ヒューズ抵抗3.3Ωと先回交換したTr A1015もタンタル不良の為か不良となっていた 抵抗の手持ちが無かったのでロームの保護素子で代用



部品交換で録音は出来る様になった
マニュアルに沿って以前疑問のあった箇所を確認


音出し 派手さはないがそれでいてさり気なく繊細さが出る 相当な実力 当時はかなりの高価格でそれだけの事はある
以前ジャンク のZ-7000をその時は高いと見送ったが今改めてZ-6000を聞いて良さが分かり上位機種を逃したのが悔やまれる




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