M 25


2017/1/30

”電源入りません” ジャンク F 堂にて購入
AC100Vを一瞬入れてみたがパイロットランプは点灯しない やはり電源入らずの症状


中を見てみる AC100V受電のヒューズは切れていない パイロットランプ麦球の配線を辿って導通を見ても切れていない 大型ケミコンには少し電圧が残っていたのでパワーTRショートの様な重症ではなさそう 麦球配線が繋がっている側の基板を取り出してみる


基板内のAC65V受電部ヒューズが切れている 
ドライバー段の±電源又は以降が不良の様だ 


基板を外してみる ハンダクラックは無さそう


外部電源で基板が動作するか見てみると-側が動作していない 消費電流は殆ど流れないので何処かがショートしている訳ではなさそう
各トランジスタ、ダイオードはテスタで見た限りでは正常の様に思えるが…回路図は無いので順に追うしかない



パワーTrを外してみる 壊れてはなさそう
放熱器は洗剤で埃を洗い流しておく
富士電機の古いロゴマークが入っている 1990年のデータブックではロゴマークは現在のマ-クに変わっていて MP25 MN25 は保守品種としても載っていなかったのでこれ以上古いデータブックは無くスペックは不明



外部電源の電圧を上げると40V付近から急に電流が増える もしやとケミコン単独で電圧を印加するとプラス側470μ/100Vケミコンは40V程マイナス側は35V程で電流が急増する ケミコンの劣化の様だ 




もう片chのケミコンも劣化していると思われ基板に実装されているケミコンは全数交換交換する



ケミコンが届くまで日にちがあるので別作業 シリコンを塗るのは面倒なのでサーコンで組み付け
バー接触面は磨いておいた




ニチコンの資料に部品在庫として長期保管してあったケミコンのリーク電流が増加した場合の処置方法があったのでので試してみた 本機のリーク過大は論外ではあるがシリーズに1K程度の抵抗を入れ定格電圧を30分〜60分程印加すると電極が化学反応で回復するとある 1時間後シリーズ抵抗無しで定格電圧(100V)を印加しても電流は増加しなくなった このケミコンは再使用する気はないが復活出来る様だ LCRメータでの測定だけでは良品の様に見えてもこのようなある電圧以上での不良は分からない

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YAMAHA A-2000aの修理依頼が入ったので中断
続く





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