A-2000 続き


壊れたパワーAssyは外して部品取り機の余ったAssyを整備して交換
ケミコンの接着材は落としてハンダクラック補修を同様にしておいた



液漏れしたケミコンの交換 
22000μ/75Vは変則サイズで適当なものが見当たらないのでRSで手に入るニチコン 10000μ/80Vがφ35 H50でパラにしても収まりそうなので取り付け方法を考える このケミコンはONKYO A-820GTR 修理依頼品 の時にも使用した 左右で8個必要ななるが大容量1個よりパラの方がインピーダンス的には有利なはずと自分に言い聞かせて作業に入る
まず現状のものを取り外す 液漏れの跡 隣のケミコンも弁が開きかけ…容量を計るとどちらも20000μで差は無かった




RSに注文しておいた10000μ/80Vとバンドが届いたので端子サイズを測り取り付け方法を考える
1t銅板で元のケミコン電極位置に合わせバーを作り取り付けベースは3tアクリル板で製作
もう片chも作るのが面倒になったのでまず両ch動作するようになったら作ろう




本体に組み付け基板との位置が合うか確認
大きな狂いは無く基板が取り付いた
手書き板金加工図を書き組付けたが三栄電波殿にオーディオ用15000μ/100V φ63mm H 100mmがありちょっと容量は少ないがボルトオンで付くものがあったが後の祭り
価格は1個6,900と可也高いが… 4個で27,600となりRSで買った物の2.5倍 本体2台分より高くなって仕舞う



SPリレー接点を磨いておく
この時アンプよりの出力 青 赤 タブ端子配線を刺し間違えてるのに気が付いた 之がアンプの壊れた原因か解らないが



取れたスイッチボタンを何とかしなくては
部品取り機にはPOWER、RICHNES、DIRECTの3個は付いていたので移植 傾斜したボタンは加工が大変なので平面のボタンにしてCX-2000の時の様に3tアルミをカット これはアルミアングル端材から切り出した 具合良く14mm幅が切り出せる 端面は鑢で仕上げ貼り付け
右上のミューティングSWに文字を入れる必要があるが…



交換したLchの動作確認 出力波形は出ている アイドルを見るとA級側が約175mV(0.1Ω1素子)、B級側が約10mV(0.22Ω1素子)
問題なさそう RchもA級側はほぼ同じ B級側が殆ど流れず出力は出ているが何かおかしい アイドル モニタ テストポイントはパラの片側しか見られないので片肺動作となっているのか? RchパワーAssyを外して調べてみる



パワーTrは死んではなさそうだが2SC3182がテスタでみても何かアンバランス
基板から外して単体で調べるとhfeが約30と55でアンバランス Oランクの80〜160に入っておらず劣化してる? 2SA1265は130と140程 Lchも調べてみたほうが良さそうだ Lchの2SC3182は約70と75 2SA1265は110と120程
C3182のOランクが手に入らずRランクで代用 hfeの多いものをペアとしてA1265のhfeの少ないものの組み合わせで組み付け



可也熱くなるのでアイドルはA級150mV(1.5A×2) B級11mV(50mA×2)としてゼロ調など調整 (正規はA級180mV、B級15mV)安定しているので問題なさそう
歪は左右共1KHz 10Wで約0.006%でコンプリは多少アンバランスだがこちらも問題なさそう 


CDP-701ESを繋ぎ音出し
JBL 4312を上手く鳴らしてくれる
もう片chのケミコン交換が残っているが段々面倒になってきた




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