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2018/8/11
山口県 K 様 修理依頼品 お聞きした症状は前に修理したLX38と似た様な症状
SP端子が壊れていたので自分で交換した為此処も見て欲しいとの事
見た所綺麗に付いている
ボリュウムノブとパネルの隙間が無く擦れている
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電源を入れる前に中を見てみる
電源SWのスナバが焼損している 之は前に修理したLX38と同じ
Lch 50CA10のカソードに挿入された10Ωが焼けている これは不味い
過大電流が流れた痕跡 出力トランス1次巻き線は無事の様で一安心 断線すると厄介な事になる
又ケミコン上の抵抗が押されてリード線に当たって溶けた痕がある
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カップリングコンが劣化していないか外して確認
多少劣化気味 1個は全くダメではないが劣化が進んでいる
時間の問題なので交換しておく
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問題のLchのカソード電流をモニタして電源を入れてみる10Ω両端電圧が1V以上になる 100mA以上流れている事になる
バイアスを絞り切った状態でも電流が下がらない 電源OFF 試しにRchの50CA10に替えてみるとバイアスが絞ってあったので5mA程しか流れず調整出来る やはりLch 50CA10がダメか 元に戻し電源を入れてみると両ch正常 35mA〜40mAに調整出来る 何だったんだろう?
AUX入力 1KHz の出力波形も綺麗になっている 波形が綺麗になるとバランスVR、ボリュームにガリが出ているのが良く分かる |
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出力管を差し替えて良くなったのでソケットの接触が悪かったのか?
歯間ブラシで掃除してみる
本機のソケットは熱による変色が無く綺麗 あまり使ってなかったのか?
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パネルを外さなくてもボリュウムは外せるが掃除を兼ねて外してみる
パネルには結構傷が付いている 又内側には埃が溜まっている
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配線を外し取り出し
ケイグ処理をする為カバーを外して塗布
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フォノアンプのカップリングコンも可也劣化しているので交換
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SP端子ハンダ付けは綺麗に付いているがシャーシとの隙間が余り無い
ラグの付け方は導体両面接触が良いのでは? 締めも甘かったので修正
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その後バイアスは安定している 36mA程度に調整 歪、周特など測定
1.5W時:Rch 0.015% Lch 0.04% 10W時:Rch 0.07% Lch 0.15%
過大電流ダメージの影響かLchは多少歪が多いが聴感上気にならない程度 実用上問題無いと思うが…
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1W時 上がRch 下がLch 周特には差が無い 特性自体は以前修理したLX38とほぼ同じ
しばらく音出し 2日程CDやLPを聞いてみた
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