700ZXL 修理依頼品


2018/9/2

”再生時に左チャンネルが、小さいかすれた音で シャリシャリとノイズを含んだ音がします。またオートアジマス調整もできて いないようです。”
山口県 K 様 LX38に引続きの修理依頼 



確認してみるとLchではなくRchのレベルが低く歪んでいる
未だ操作は良く分かっていないがテープセレクタが全灯していたりイコライザが点灯しなかったりシーケンスも不安定
メモリ機能との関連もありそうで厄介  またメンテし難い構造で動作中の信号も追い難い 輸送中にずれたのか基板押えガイド溝が合っていない
ナカミチで修理を受けているが…





1KHzテープを再生するとRchの波形は歪んでレベルも低い
再生アンプを外して観察 ヘッドアンプOPアンプの足が真っ黒
ICソケットにして交換 デュアルFETが左右でBL、GRとランクが異なっている 出荷時からのまま?



基板単体で動作確認 歪は良くなっている オフセットを調整



バイアス調整や録音レベル調整VRが接点復活剤?でベトベト
可也接触が悪くなって処置したらしい ナカミチが行ったものなのか?



ベトベトなVRは全数交換
アバウト元の角度にしておき後でレベル合わせ




2枚合体されたAUTO CAL基板を見てみる
MSM4039 4ワード8bitメモリ が絡んでいる模様 仕事では色々なメモリを使ってきたが初めて見るもの 構造的に動作中の波形が追えないので厄介 諸々の設定を4パターン記憶する様だがこのメモリICが怪しい ハンダ痕も多く見られるが… どの様な経歴の機体なのか?



IC509 (メモリIC)のハンダの様子が他2個と違いロット番号もIC509が異なっているので交換されたのか?
MSM4039RS が手に入るか分からないがICソケットにして入れ替え症状が変わるか試してみる



テープセレクタの表示は変わったがSWを切り替えても変化しないのは変わらず
メモリICのせいではないのかも? 
又イコライザの70/120μsの切り替えは70μs表示が消えたり不安定




試しにオートキャリブレーションを動作させてみるとテープセレクタが切り替わりヘッドのアジマス調整のモータ音がして全点灯していたキャリブレーション表示が一旦消え順に動作に伴い点灯するA.B.L.E.はどうやら正常の様だ 初めての機能で正常時の状態を知らないので回り道をした
それでも70μS表示は振動を与えると点灯したり不安定 ランプの切れかけ?
パネルを外してみる
ランプ基板を止めているタッピングビスが2本ついていない ここもばらされた機体の様だ ビスの付け忘れ?問題の麦球の導通を測ると不安定 麦球の足が片側付いていない 足が出る様再ハンダ (ピンボケになってしまったが…) 基板止めビスは付いていない箇所もきっちり止めておく 





メモリバックアップ用の電池を装着してオートキャリブレーションを各ポジションにメモってみた
A:ノーマル B:ハイポジ C:メタル テープセレクタ EX、SX、ZXは切替SW通りに入っていてEQ、ドルビーの設定も入っている
Eq/NR SW押しでイコライザ、ドルビーの切り替えが出来てテープセレクト EX、SX、ZX 切替は出来ない
他機のマニュアルに慣れているので操作に戸惑った これが正常動作なのだろう


音出し メタルテープで録音、再生 Tape/Source を切り替えても殆ど差は無いので問題なさそう
それにしてもデカい !





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