AU-D907X オーバーホール2


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手配しておいたブロックケミコン、基板用ケミコンなどが入ってきたので少しづつ交換していく



電源基板 
ケミコン固定接着剤が悪さをしている
接着剤が付いた処はリードなどが腐食している
影響が無い様接着剤は剥がしておく




他の基板のケミコンはパワーアンプ以外交換




パワーアンプのプロテクタ基板 左右でケミコンが異なっている
2個シリーズにしてバイポーラ接続にしてあったのでバイポーラ1個に交換してジャンパを入れておく




パワートランジスタのシリコンは乾いて油分が飛んでいるのと思われるのでシリコンを塗り直す為に分解
一旦パワートランジスタを外すのが面倒 外した序にhfeなど確認しておく  大きなバラつきは無かったので再使用
放熱器は一体成型ではなく3ブロックの組み合わせとなっている ブロック張り合わせ部のシリコンは少な目で小さい方のフィンの密着が悪く簡単に外れた 良く見ると放熱器に押し出し時の歪か平面が出ていない シリコングリスよりもシートの方が多少の面歪は吸収できるので良いかも




トランジスタのシリコンはパサパサとまではなっていなかったがやはり乾きぎみ
放熱器各ブロックは洗剤で洗っておく
シリコンで張り付いたマイカ板を剥がす時にマイカ自体が薄く剥がれてしまった 手持にこのサイズのマイカは無いので LAPT TO-3PUサイズのマイカの代わりにシートより切り出して8枚作る




放熱器に密着させている温度補償トランジスタ押さえのスポンジは変形して弾力が無く余り効いていない様に見えるので新しいスポンジに張り替え




エミッタ抵抗0.27Ωが2か所逆さまに付いていた 動作に支障は無いが揃えておく
パワートランジスタを組み付け
ドライブトランジスタには元々シリコンは塗られていなかったので塗っておいた




初段ペアFETは念のため交換
ゼロ調VRとアイドル調整VRも交換 ゼロ調VRは抵抗分割比を元と同じにして アイドルVRは抵抗値を取り敢えず元の値に合わせておく

続く





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