AU-D907X オーバーホール4



2019/12/16

側板が構造体の一部でシャーシは存在しない構造なので組み立て難い
イコライザ側から側板を組み付ける 次にトランス側
ケミコンAssyの嵌め込みは問題無く収まった




トランス固定ビスを締め付けパワーAssyも組み付け
大分元の姿になってきた


フロントパネルを組み付け
ケミコンの背が低くなりちょっと貧弱 容量は変わってないが…



外した配線を戻していく
ここでちょっと失敗 パワーアンプメイン基板に接続するGND線は部品面から入線してあったがサブ基板を先に付けてしまったので手が入らずハンダ面に入線
取り敢えず全部接続したつもり 電源を入れて動作確認をしてみる



±電源とパワーTRエミッタ抵抗両端電圧をモニタしてスライダックで電圧を少しづつ上げていく
特に問題無さそう リレーの動作音がしてSP端子からCD入力に入れた信号が左右共出てきた
動作していそう 大丈夫そうなので底板を付け AC電圧を100Vにしてアイドル、オフセットの調整を始める



サービスマニュアルは無いので正しい調整か分からないがアイドルの調整はテストポイント用コネクタに合うハーネスを作りHot、Cold側を約24mV(90mA程)に調整
オフセットはまずプリアンプのオフセットをパワーアンプ入力端で極力0VにしてHot/Cold バランスVRとCenter VRを交互にHot-Cold間とHot−GNDをモニタしながら調整 Hot-GNDも極力0Vにしたいが直ぐにずれる
何か不安定 左右共変動が多く安定しない 左chは小刻みにフラフラ変動している 初段ペアFETは交換したのだが…こんなものなのか?
一応歪を計ると0.025%で悪くはない




イコライザは動作している
シールドカバーを付けてしばらく通電 程良く放熱器は温まっている アイドルは調べると設定した値から余り変化は無く安定している
この状態でもLch のオフセットは5mV位ふらついている
ミュ-ティングリレーON直後からゆっくり左右共オフセットは下がって 十分温まってくると10mV以内に収まるがそれでもゆっくりドリフトしている
メモハイの波形がノイズっぽいのはバックライトONの時でmVレンジではバックライトインバータのノイズが飛び込む様だ 



オフセットは電源投入時 0.2〜0.3Vで時間と共に落ち着いてくる ミューティングリレーON時にちょっとクリック音が出る ドリフトがこんなに多いとも思えないので 何か原因がありそう 左右共同じ傾向なので共通項は?
取り敢えず音出しは出来るので出してみる
聴き慣れたYAMAHA A-2000やPIONEER M25とは印象が異なり4331がちょっと刺激的に鳴る 中高域よりで元気は良いのだが JBLとは相性は良いはずなのに今一つ物足らない…未だ完調ではないのだろうか 調べる必要がありそう

続く





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