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2020/1/6
”表示が全点灯して操作出来ず動作しません”
と言う物 人気機種だったCD-34に興味があったので修理してみる こんなにコンパクトとは思わなかった
小さい割にずっしり重たい
電源を入れてみると表示器は全点灯して操作SWはどれも反応しない
症状的には制御CPUが動作していないと思われる
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作りが国産機とは雰囲気が違う
国産部品も少し使われているがフィリップス製が多く見られる
表示器は蛍光表示管だった
CPUのクロックは発振しているがソフトが正常に走って無さそう 青色の両リードケミコンが何個か使われていたのでまず1個を外して調べてみた
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47μは6.5μに容量抜け 特性も劣化 68μも見たが之もダメ
CPU基板、表示部基板のケミコンは全部外し試しに縦型ケミコンを付けてみた
電源を入れると表示器の点灯の仕方が正常ぽくなりトレー開閉SWが反応してCD再生も出来る
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正式に両リードケミコンを取り付け
トラック移動も問題無く再生出来る
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動作しているので音出ししてみた なかなか聴き易い良い音
PLAYタクトSWの反応が悪いのが気になる
何枚かCDを聞いているうちに問題発生
音飛びが頻繁に出る様になり再生出来なくなった
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サーボ基板と思われる基板にも問題の青いフィリップスケミコンが使われているので此れも交換しないとダメだろう
ケミコンがハンダ面にも付いている 良く見るとハンダ面のケミコンは部品面のケミコンとパラになっている
量産品がこんな面倒な事をするとは思えないので後から手抜き修理で10μをパラ付けした?
ケミコンは全部交換 外したケミコンを調べると全てダメ 後付けされた?10μも全部ダメだった
ON抵抗の増えたPLAYタクトSWも交換しておいた 全部交換したいところだが高さが一番低いタイプで手持は無いのでボタンの高い物をカットして高さ合わせしたので最低限にしておいた
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D/Aアナログ部基板のケミコンはタイプの違うもの
ここは問題無さそうなので交換せず
これがかの有名なスイングメカなのかと観察 メカはダイキャストベースAssy、ケースフレームもダイキャスト A&D のCDプレーヤ DP-9000もダイキャストフレームになっていたが サイズの割に重たいのは納得
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サーボ基板のケミコン交換で再生は安定して出来る様になった
本機はテストポイントが無く調整箇所は2か所のみでレーザ出力ADJ、フォーカスゲイン/トラッキングゲインではないかと思われ少ない
RF波形を確認 マニュアルは無いが 1VP-P 以下でも再生出来ておりレーザ余力は十分あったので当分大丈夫だろう
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改めて音出し
CDRがギリギリ再生出来る程度にレーザ出力は絞っておいた
CDP-701ESと比べると少しマイルドに感じるが好みで印象は変わる この聴き易い音に人気があるのはうなづける
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