A-11 追修理 続き


電源部のケミコンの殆どが容量抜けを起こしている
之は発熱の影響が大きい様に思われる
ドライブアンプ側の劣化は余り無かったが序に交換


1μ/100Vや1μ/160Vなど高電圧の物など手配





補修したドライブ基板の単体テストの前に何ボルトが供給されているのか見るためスライダックで 本体にまず低い電圧を印加して電源電圧を測ってみる
あれ?何も出てこない 3個あるトランス経路のヒューズは切れていないし…
2個のパワー用トランスからの電圧は出ている ドライブ用トランス1次には電圧が掛かっているが…



右の小さいトランス1次が断線している
基板が焼損した時 過電流で巻き線 もしくは温度ヒューズが組み込まれているとするとヒューズの溶断か?
修理は諦めるしかないか…
ダメ元でトランスは外してみる  メンテの事は余り考られていない構造なので外すのも大変
トロイダルの様なので巻き直すは大変だろうし ケースにピッチで充填してあると思われ コアを出すのも大変だろう
代替えトランスに替えようにも電圧仕様が不明


トランスを外すのは可也面倒 ブロックケミコンが邪魔でトランス固定ビス下側にドライバーが入らない



外したトランス
54V 96VA とある 巻き線は3巻き線あり 2巻き線は同電圧 残り1巻き線は1.43倍の比率となっている
54Vとはどの巻き線だろう? コア固定はピッチではなく熱では軟化しないものだったので取り出しは諦めた
このトランスでイコライザアンプとフラットアンプ用の±電源ケミコンが2200μ/56Vが2回路 パワードライブアンプ用が1500μ/80V 1回路となっているので  54Vはドライブ用なのか? とすると低い方は38Vとなる
この電圧での整流後電圧はケミコン耐圧内にはなるが…

一先ず修理は中断

続く






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