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2023/5/22
1 電源投入同時に ポップノイズが左右
両側から出る
この時メータが半分以上振れる
2 カチンとリレーが入った後 3分以内に
再び ポップノイズが 左右から同時に
出て 両メータが 半分以上振れる
3 電源投入10分以上経ってからは
安定して使える
との事 何とも不可解な症状
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電源を入れて動作確認
メモハイ 8840でSP端子とプロテクトリレーの動作をモニターしてみる
プロテクトリレーのディレーは 2秒程しかなく接続が早すぎる
出力オフセットは Rchは+20mV程 Lchは+40mV程 かなりずれている
ドリフトが多く 時間と共にマイナスまでずれていく
また220秒程経過でスパイクが入り 500秒程で非常に大きな暴れが発生 SPが壊れる位のレベル
この暴れは両ch同時発生なので電源に問題がありそう
お聞きした症状に近い動作が再現した
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電源基板が怪しいので調べてみる
TO220 トランジスタのアルミ放熱板が2個共ビスの緩みでグラグラ
基板を外してパターン面を見てみる ヤフオクのメンテ済み品との事 確かにプロテクトリレーは外した形跡はある 可也雑な付け方…
電源部にはハンダクラックが複数箇所発生していた 気になる箇所は再ハンダしておく パワーアンプ ドライブ段の±電源部なので ハンダクラックで電圧がふらつき 之でアンプ出力が暴れたのでは と思われる
緩んだ放熱板はグリスを塗り ワッシャ類は入れられてなかったので 平ワッシャとスプリングワッシャを入れて締めておく
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プロテクトリレーのディレーが短すぎるので 関わるケミコン 100μ/16Vを外して調べると 28μと容量抜け
もう一箇所の松下 ケミコン 22μ/25Vも交換しておく
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プロテクトリレーのディレーは ケミコンの交換で5秒程になった
オフセット バイアス調整をして動作確認
オフセットのドリフトはあるものの なだらかになった 電源投入後80秒で左右共 10mV以内に収まり 10分位で平衡状態
±2mV〜3mV程度となっている まあこんなもんだろう
(時間軸:20s/div 10mV/div ch1:rch ch2:Lch)
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SPを繋ぎ音出し 電源投入時は20〜30mVのオフセットがあるが クリック音は殆ど聞こえず実用上問題無いだろう
しばらく様子を見てみる
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