A-7 修理依頼品 1


2024/3/10

”ヤマハサービスに A-7 が電源が入らなくなり 修理依頼したが 部品が無いと断られたので 部品取り用に同じ本機を手に入れた” との事
A-2000に引続き 京都府  M 様 修理依頼 出来れば2台共直したい 本機は電源は入るが音が出ないらしいとの事 
先に部品取り機を見てみる
ヤマハのアンプはハンダクラックが多いので まずクラックが無いか先に中を見てみる やはり怪しい箇所が見られる



ハンダクラックを修正後 電源を入れて確認すると SPリレーは電源投入後 何秒かしてONするので パワーアンプは動作していそう
信号を入れるとRchからは出力されるが Lchからは出てこない パワーアンプ入力に信号が来ていない
本機もバランスボリュウムがダメらしい



パネルを外して バランスボリュウムを外してみる
やはり片chの導通が無い スライド摺動子が外れていると思われる




スライドボリュウムを基板から外し 中を見てみる 外れた摺動子が中に在った
外れていた摺動子をアロンアルファで仮止めして エポキシで両側補強しておく



バランスボリュウムを戻して 動作確認
両ch出力する様になった
動作確認を進めていくと トーンコントロール BASS Lchが変化しない BASSのスライドボリュウムもダメの様だ



BASSのスライドボリュウムを取り外す やはり摺動子が外れている
TLEBLE側は良かったが 序に予防の為スライドボリュウムを外して 摺動子の固定を補強しておく
ここでちょっと気になる事が… 外れたのは何れも左側 自分のA-7aも左側だった




スライドボリュウム ツマミのプラメッキが緑青で錆びていたので 錆びを落とす
またパネルも汚れ シミも多くついているので 磨いておく



角のスイッチ緑照明が暗いので 6V?麦球を高輝度LEDに交換してみる
定電流駆動と思われ この定電流を流さないと 何故か電源が入らなくなるので 麦球相当の47 Ωの抵抗を入れ パラのLEDに分流させると 上手くLEDが点灯するようになった




出力オフセットがズレているので調整 余り安定度が良くなく±10mV位の間をでふらついている
バイアスは基板に7mV〜13mVとシルク表記のTPがあったので この範囲の10mV程に合わせる
電源投入直後は低く 徐々に温まると増加してくる 




調整が終わったので暫く音出し
問題無さそう




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