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2024/6/9
CDP-X55ESに引続き 修理依頼
”トレー開閉のベルトが切れていたので 輪ゴムで代用してあり開閉は出来ても再生すると テープが絡む” との事
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中を見てみる
カセットが入っており テープがハーフから出ている
トレー開閉ベルトが白い輪ゴムで代用されている
再生するとテープリールが巻き取られずキャプスタンからテープが出てくる この時リール台自体は回転している
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メカを出して観察
キャプスタンベルトやモード切替用ベルトは問題なさそう
カセットハーフ押さえ用と思われるバネが外れている 樹脂部品に掛かっていた思われるがバネ力が強いので 樹脂のツメが割れて無くなっている
ハーフがしっかり押さえられないので ハーフが浮いて テープ側リールと リール台が上手く噛み合わない様だ
手でハーフを押さえて再生すれば正常に動作する
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樹脂部品を外してどうするか考える
この部品の裏に0.5mmの板なら収まる窪みがあり 又破損したツメの根本には角穴がある
これ等を利用すれば何か出来そう
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鉄材の方が良いが 加工のし易い 0 .5tの銅板で バネを掛ける金具を作ってみた
バネ力が可也強いので エポキシで補強しておく
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ベルトを交換して 組付け
バネを掛けて様子を見る 何とか耐えて変形などしていないので 大丈夫そう
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再生は出来る様になったので音出し
問題無さそう
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念の為録音確認 まさかの録音異常が…
INに信号源を入れ録音ボタンを押すと 録音ポーズとなり OUTに入力信号がモニタされる
テープをスタートさせると Lchの波形が歪んだ波形となる 本機は2ヘッド機なのでモニタ波形は録音された波形ではない
実際に録音された再生波形も Lchが歪んでいる 何が起きるのか? 録音アンプが接続されると歪むとしか思えない…
歪波形はバイアス不適正時の様な波形だが録音前なので不可解
回路図は無いので 基板を観察
使用されている IC のデータシートをネットで調べると μPC1297CA μPC1330HA M51132L CXA1331M 何れも見つかったので 凡その構成はアプリケーション回路から予想出来るが主機能は IC 化されているので回路図が無いと追い難い
又 3 ヘッド機は録音調整し易いが 2ヘッド機は面倒
続く
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