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2025/7/22
YAMAHA YP-1000に付いているSTAXのトーンアーム 自分の不注意でぶつけて アームが壊れてしまった
本来はアームパイプは下の台座から数mm浮いてシーソの様に少上下に振ると思うが台座に沈み込んで全く動けない
トーンアームに関しては殆ど経験は無く 1ピポット軸らしいが 構造がよく分からない 分解の仕方は何となく分かるが 自分の物ではないので分解に踏み切れない 通常のアームは外観で容易に構造は分かるが本機はパイプ内に機構が有り見えない
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意を決して 分解してみた
支柱に在る位置決めネジを外し アーム側のアルミキャップを緩め支柱と切り離し 支柱内のDINコネクタを押し上げるとると内部が出てきた
固定部とアーム側の信号線は細いポリウレタン線で綺麗に整列していたが ちょっと動かすと両端を束ねていたシリコンゴムのようなものが取れ線がバラバラになってしまった ただこの細い線を外さないと アーム側のピポット構造が分からない この線を外すと面倒なことになると思うが何とかなるだろうと外した
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ベアリングが付いいるのでシャフトが抜けない アーム側の薄いベークの片側は折っても保持されているので 仕方なく折ってシャフトを抜いた
ピポットの受けがセンターからズレていた 衝撃で軸受けが外れて 横に押された?
軸受けを摘み出した ピポット軸先端は折れてなかった 受けがゴム材を介している為 衝撃が緩和されるのだろうか?
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アーム上部に軸受けが高さ調整が出来る様にネジがある
このネジの内側はゴム製の軸受けで 軸受けを保持する様窪みになっていた
軸受けをセンターの窪みにゴム系ボンドで接着しておいた
配線はしない状態で仮組して スムースに振るか確認 左右の振れはベアリングでブレは保持され問題無く動く
構造は納得出来た 配線を綺麗に戻せるかが難題 細すぎて1本は片側切れた
0.1mmのウレタン線では未だ太く反発力出る 配線をやり直す為 0.1mm以下のウレタン線は持っていないので 取り敢えず0.06mmと0.08mmのウレタン線を手配 如何に線にストレス無く綺麗に配線する方法を考える 元の様な形に合わせたいが…
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元々の配線はこの様になっていた
綺麗に纏めてあり 熟練の技と感心 之を量産していたとは
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注文しておいたウレタン線が届いた
さてどうするか アーム側の方がハンダ付けピッチが細かいので 先にこちら側から0.06mm ウレタン線をハンダ付け
線を束ねて エポキシ接着剤で固定 線の末端は配線先が分かる様 緑 赤 黒 白 青 の目印を付けておく

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ベース側のハンダ付け
何分線が細すぎ 取り回しが大変 拡大鏡を見ながらの作業
配線ハンダ付け根本にストレスが掛からない様 エポキシで補強 少し見栄えは悪いが 上下の導通確認で配線が合っている事を確認
何とか出来た 自分にとっては細かい作業で 難易度が高かった
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アームを再度組み立て スムースに動くか確認
針圧が掛けられるのを確認 カートリッジは V15 TypeVなので アーム 1g 設定として 針圧計は 1.02g と表示したので問題無さそう
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実際にレコードを再生
左右共 音が出ているので問題無さそう
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