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2028/11/9
”ソニーのWM-D6が再生速度以上で困っております。
原因がモーターサーボコントロール用のハイブリッドICに劣化で異常があるからと言うところに原因がある事はわかっております。”
東京都 K 様修理依頼品 WM-D6ではよく起きる故障らしい ネットでサービスマニュアルは見つかった
FGサーボが効かずフルスピードでモータが回る様だ

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中を見てみる 基板は4箇所小さなビスで固定されていたが ビスはパターンに紛れて見つけ難い
細い配線がハンダ面に繋がっているので取り扱いに気を遣う
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問題の厚膜ハイブリットIC
パターン面には配線が覆っている

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外したハイブリットIC
ICをアセトンに 2日程浸してみる 上手くコーティングが剥がれるのだろうか?

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アセトンに1日漬けたら可也樹脂が浮き上がってきた
之から12時間後に引き上げてみた 硬かった樹脂はゴムの様になっており ほぼ剥がす事が出来た

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CP602 厚膜ハイブリット IC 内の出力側にあるFET と NPN トランジスタがネット情報ではダメになるらしい
FETはソースフォロアでサレンキーLPF NPNトランジスタはモータ駆動のインバーテッドダーリントンの1段目で電圧6V程と劣化する様な動作では無いと思うのだが…
ICを写真に撮り 拡大印刷してパターンを追い 抵抗値など測定 回路図に定数など記入 実物と回路図が合わない箇所がある CX20024 7ピン 9ピンが IC ピンとの接続と合わない
CX20024のデータシートは見つからなかったので 違いの意味合いが分からない
ハイブリットICに載っている トランジスタ J-FET ダイオード はテスタで当たると 壊れている様には思えない 此のICは問題無い様に思えてきた
NPN トランジスタは手持に2SC2712が在った J-FETのチップは持っていないので 2SK209は手配してあったが交換しても意味無さそう
他に原因があるのかも…
サーボがフル回転になる原因としては モータ駆動 トランジスタの コレクタ エミッタ間が短絡 又はフィールドバック FG信号が来ていないなど考えられるが 通電しながら信号を追うのは構造的に難しい どうしたものか

続く |
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