DTC-A8


2013/1/20

”ドア開きません その他未確認”ジャンク H/Oにて取り説 リモコン付きを¥5Kで購入
高かったが業務用を前提とした機種らしいのでしっかりした作りだろうと思い 又ベルト交換程度で直るだろうと安易な気持ちで持って帰ったが…


パッと見は57ESの様な作りでメカも同じもののように見える
表示通りドアの開閉が出来ないのでベルトの張りを調べると張りが無くなっていたので交換すると開閉は出来る様になった



テープを入れてみるとローディングポストの動きが遅くかろうじて定位置まで動く 再生動作はする様でレベルメータは振れている
この部分のベルトも伸びているのか?メカを取り出してみてみる やはり張りが無かったので交換




ポストの動きは正常と思われる速さになったので再生音を聞いてみるとジャリジャリ音 ヘッドアンプ ケミコン液漏れかと外して調べてみたが液漏れはしていない コネクタが傾いて実装されているのはご愛嬌?



ヘッドの掃除をしてもだめでテープパスがずれているのか?ポストを少し押さえて変化するか試すと片側がグラグラで傾いている これを押さえて垂直にすると正常な再生音となる



再度メカ取り出しポストの動きが見えるところまでばらしていく
ギヤを手で廻しポストの動きを見ると最後の一押しはバネ力で押すはずが問題のポストはこの動作が無くストッパに押さえきらず止まる
リングギヤ?(正式名称を知らない)に付いたグリスはねっとりとしているので掃除をするためにもばらして確認 このメカは57ES以降のものとは別物で55ESに近いがギヤ割れするエンコーダは無くリールモータも1000ESのようなDDモータのしっかりしたものが付いている





リングギヤに塗られたグリスはねっとりしていてピンチローラを押さえるつめが固着でスライドしない
ある程度力を加えるとスライドするようになりアルコールで隙間の固着グリスを洗うとスムースにスライドするようになった 2枚のギヤスライド部にグリスを塗り組み立て 仮組で正常に動作するようになった



パネルは取り外し掃除 蛍光表示管の煤は僅かに付いていたのでこれも掃除


ヘッドフォンボリュウムにガリがあるので基板から外し分解掃除



録音出来るか確認 アナログ デジタル共録音出来た




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