TA-F333ESA


2015/7/18

”電源入りません” ジャンク H/Oにて\5Kで購入 目立った傷は無く比較的綺麗だったので持って帰った



中は非常に綺麗で相当気合の入った掃除がしてある ここまで綺麗に出来るのであれば修理もできそうに思うが…
電源が入らないとの事なのでヒューズを見ると見事に飛んでいる かなり重症か?


ファイナルが怪しいので見ると片CHが既に交換されている 2SJ200はオリジナルが緑のパッケージで東芝は後に黒に変えているのでそれ以降に交換した様だがこのCHの J200 K1529 何れもD-S間が短絡 FETを外す時に一箇所パターンが簡単に剥がれた かなり熱を受けたらしく変色していた



このCHのパラプッシュは全滅 ドライバー段は生きていそう
壊れた経緯が分からない 一度壊れFETを交換した後に又壊れたのか? FETを交換しても直らなかったか? 
壊れた原因が何処にあるのか調べるのにブロックケミコンの固定部が邪魔なので外す 見たところ問題になるような箇所は見当たらない


生きているchからFETを一組外して不良側に仮付けしてスライダックで+B電圧をモニタしながらゆっくりAC入力を上げて行く
急に負荷が重くなる様な事は無く50V程でアンプが動作しだし70V程でリレーが動作 プロテクトが解除されSP端子から出力されている
ファイナル段の交換で直りそうだがTA-FB720Rにも使われているJ200、K1529の入手は難しくなっているようだ 5年ほど前TA-FA3ES修理の時買ったワンランク大きいJ201、K1530なども気にせず買えたのに…  どうしたものか



サンスイのMOS Limited に使われているK405 J115を片ch試しに付けてみる 左右で音の違いが出るのだろうか
本機の電源は±52V程 VDSSは 52V×2×1.5(マージン)とすると160V以上必要と思われ何とかK405 J115はクリア
電源±60Vで使われる例もあるので大丈夫だろう


リレーを見ようと基板を外すと交換したのかハンダ付けの跡


アイドルの調整をした後一通り動作確認
規定のアイドルでは非常に熱くなるので絞ったせいか1Wほどでは歪が多くなっている
しばらく音出し FA5ESより良いくらいに感じる




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