AU-D907X



2019/11/25

前から興味のあったXバランス機の上位機種 907を手に入れてみた 一応音は出るらしいがまともには動いて無さそう
細部まで手を入れて仕上げてみるつもり 本機が気に入れば他のsansui機は処分予定
外観は大きな傷は無くまずまずの状態
ツマミ、SW類の状態を操作してみる シャフトの曲がりは無いがMUTING SWがオルタネイト出来ず戻ってくる これ以外は接触不良は別として問題無さそう




中の確認
ボリュウムは接点復活剤など吹いた痕は無くこのあたりの弄られた形跡は見当たらない




底を見てみる
この黒い痕跡は?いやな予感 底板を外してみる
ケミコンの液漏れ痕 相当酷い
ケミコン 4本の内2本から液漏れ YAMAHA A-2000の時と同じ状況




ケミコンAssyを外してみる
フロントパネルや側板、トランス固定ビスなど かなりばらさないとAssyは取り外せない 
ケミコンサイズはφ51 H:110mm程 同じものが4個と思ったが12000μ/90Vと8200μ/85Vと異なるものがパラになっている




ケミコンを外すにはケミコン足に通された太いメッキ線を抜く必要がある がっちりハンダ付けされているので外すのは大変
足に付いたハンダを吸い取り 格闘する事1時間 何とかケミコンホルダから基板が外せた




液漏れケミコンは12000μ/90Vの方で2個共液漏れしていた
8200μ/85Vは液漏れはしていなかったが1個は膨らんでいる




液漏れしたケミコンをLCRメータで測定してみた 容量は見たところ12000μは10000μ程を示すが表示がバラつき劣化している
8200μは8300μ程を示している こちらは余り劣化していない様に見える




外したケミコン部基板を見てみる 整流器は各アノードコモン、カソードコモンのTO220素子がパラで放熱器両面に実装してありブリッジ構成になっている CTP-2R、CTP-2S 何処のメーカーだろう? サンケン製の様に思うが古くてネットではヒットしない 勤務先の古いデータブックを探すと見つかるかも ファーストリカバリーに替えた方が良いのだろうが…
ケミコンは樹脂ホルダに接着剤でガッチリ固定されている ホルダを見ながら外す方法を考える 可也苦労しそう
手に入りそうな交換の候補は10000μ/100Vケミコンで 51φH:84mmとφ51H:110mmが見つかった 背が高い方は耐リップル電流が多く 価格は倍程高い 4本交換するので安い方にしておくか…

仕上がるまでに先は長そう
続く




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