SQ38FD 2号機 その1



2022/12/25

3年程前 部品取り用に手に入れた物 ”電源入りません” ジャンク 購入した時に確認すると 外観上の欠損は無かったが 出力管のヒータ断線 出力トランス片チャンネル断線 
電源トランス チョークは大丈夫だった 外観は酷くはないが ジャンクなので内部はそれなりのものだった 中古の OY15-5 ペアが運良く手に入るので動作する様にしてみる 出力管 50C-A10 の予備はあるので 出力トランスさえあれば何とかなるだろう
再度状態確認



カップリングコンはフィルムコンに交換済み 出力管カソードに電流計測用に10Ωが追加されている 又1号機には無い位相反転プレート抵抗にVRが追加されている VRはオリジナルと思われるのでマイナーチェンジされたのか?ACバランス調整らしい



問題の出力トランス 片chは 1次巻き線 センタータップより両端 160Ω 程なので正常と思われる もう一方は片側 160Ω程 もう一方は360Ω程で断線ではないが劣化している
2次巻き線両端にCRが追加されている 之は後から付けられたもの その昔 無線と実験 誌 で安井氏が提唱されていた過渡応答に関わるものでは?オリジナルには無いと思うが トランジスタアンプにはよく付けられている (発振防止の位相補償)
+Bのケミコン 47μ×2/450V は膨らんで液漏れも起きている 470μ×2/80Vも液漏れはしていないが可也膨らんでいる 内部は相当高温になるのと 稼働時間も長かった影響だろうか?



12/26 トランスが届いたので健全か確認
2個共 160Ω程で問題無さそう 2個で¥30,800だったのでそれ程高くないのでは…
残り1個はスペアとして保管 ブロックケミコンも手に入れなくては




トランスの配線の取り外し 電線被覆の焦げがあり 一度交換されていそう 隣のトランス配線には外した痕跡はない
トランスを交換




バイアス調整VRとDCバランス調整VRを交換 接点復活材が吹かれ 状態はいい様には見えない
ACバランスVRも交換





液漏れしている 47μ×2/450V ブロックケミコンを交換 同サイズ マルコンの 47μ×2/500V
外したケミコンの容量を調べると 23μと25μと 1/2以下となっていた

続く







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