SQ38FD 2号機 その2


出力管近くの 470μ×2/80V ケミコンも頭が膨らんでいる
キャップが膨らんでいるだけで アルミケースが膨らんでいる訳ではないが 可也の熱を受けるのだろう


気になる部品は交換したので まず真空管を抜いた状態で各部の電圧測定
スライダックで電圧を落とした状態にして 出力管バイアス回りの確認 グリッド電圧をバイアス最深にして DCバランスで揃えておく
+Bなども確認 問題無さそう


歯間ブラシでソケットを掃除しておく
出力管以外を挿して プリ部 ドライブ段の動作確認



AUX入力に信号を入れ ドライブ段位相反転出力が出ているか 確認
両ch出ていたので プリアンプ ドライブアンプまでは動作している



プリアンプ トーンコントロールなどの動作確認
方形波を入れて BASS TREBLE 共変化したので良さそう 



出力管を挿してバイアス調整と思い電圧測定用ミノムシクリップを繋ごうと カソード電流計測用の10Ωを見ると. 接続の仕方がおかしい
之ではカソードがGNDに落ちており 10Ωの意味がない NCピンと逆 これでは調整しなかった?
4か所接続変更



本機のバイアス用マイナス電源は プリアンプの12A X7 4本シリーズ分のヒータ直流点灯も兼ねているが ちょっとヒータに掛かる電圧が高すぎる (ザックリ -60V近い)
オリジナル回路図ではブリッジ整流より 5.1Ωがシリーズに入っているが 1号機も直結になっている 試しに50Ωを入れると ヒータ電圧は47.2Vとなり 良いが バイアスは浅くなり 絞り切っても 43mA 程となり このへんの関係から直結となったのか?22Ωを入れてみると 52.7V程になり バイアスも絞り切って10mA〜20mA 程になるので 直結よりは良いのでは (33Ωの方が良かったかも) 電源投入時はヒータ抵抗が低く バイアスが浅い方に変動するが ヒータが温まると設定した電圧に落ち着く 出力管も温まるまでは電流が流れ難いので問題は無いと思うが…

 


ようやくバイアス調整 1号機と同じく40mA程としておく


とりあえず音出し CD 1枚聴いてみた
問題無く動作している ヒータが点いた真空管アンプは温もりを感じる
聴感上気にならないが 歪測定するとフラつくので接触に問題ありそう
スイッチ類 VRのメンテは必要 1号機の様にやるには面倒だが… 
続く





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