A-11 追修理


2022/4/4

電源投入後数分で煙出て音が出なくなってしまったとの事
”電源部Tr、パワーTr入荷不可、基板焼損 サービスマニュアル等資料無く修復出来ない”修理業者より返却された物
どの様な状態か見てみる事にした
損傷したパワーTrは足が業者により浮かせてあったた


パワー部ドライブ基板を外してみる
ドライブ段の電源部も以前修理したプリ基板の電源と同じ様なシャントレギュレータ電源が採用されている様だ


放熱器と基板を本体から取り出す


電源部は発熱で基板は黒く変色
焼損でパターンは剥がれ穴も開いている Trは焼損して割れている物もある




損傷したTrは取り外す 発熱の為シリコングリスは油分が飛びパサパサ状態 絶縁のマイカ板はTr焼損の影響で穴が明いている
2SA1220 2SC2690 は1220A 2690Aが入手出来るので手配
定電流に使用されている2SK104は外してIDSS 確認 多少のバラつきはあるが不良品は無かった
基板のフラックスは洗い流しておく



多少なりともリードからも放熱する様リードを長くしておいた




終段の2SA1227 2SC2987 のシリコンも油分が飛びパサパサ
パワーTrも手に入ったので交換



本体側ベース基板もフラックスがコッテリしているので洗い流しておく
放熱器を取り付け これからドライブ基板単体で動作確認からしてみよう

続く




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