REP 120k


2022/9/5

WEのインプット/ライントランス REP 120K をケースに組み込み依頼
ナットが付属していない インチネジで#8-32 並目
インチネジは馴染みが無く手持も無い 地元の大きなホームセンタでもこのサイズは置いていないので通販で購入




ネットで調べてみても トランスの仕様が見つからなかった
巻き線がどうなっているのか調べてみた 1次、2次共 各2巻き線有り シリ/パラ組み合わせなどが出来る様になっている
巻き線比は約 1:1.2となっていた
20Hzでどれ位のレベルまで通るか、周特など測ってみた
1KHz ±2Vp-pで歪0.024% 20Hz ±0.5Vp-pで0.3% ±2Vp-pで2.5%と低い周波数では歪も多くなる
またトランスインピーダンスは周波数が下がると低下し 信号源レベルも下がってしまう
これらの要因で20Hzでは実質 4〜5dB程低下する事になる
CDプレーヤの出力は2Vrms が一般的な様で 低域レベルの高い曲などは このトランスでは低域が不足する事になる
一般的なアンプのAUX入力 47KΩではそのまま繋ぐと 高域で共振が起きピークが発生するので 負荷1KΩを入れておく
使い方には注意が必要 本来は平衡 600Ω系での使用だろう

(トランスは扱う周波数が低い程 又電圧が高い程 巻き線が多くなり 都合コアは大きくなる 本機は真空管アンプ インプット用?)


ケースはタカチのアルミダイキャストのもの
厚みが3t有り 加工はちょっと面倒


長穴はフライスを使わせてもらい加工 手加工では大変でも工作機があれば楽


RCAジャック、アース端子の取り付け 配線
線材は少し拘って 素線の細いシリコン電線
本来は高屈曲用 素線がメッキしてないもの
スイッチング電源など100KHzの領域になるとメッキ有り無しで損失の差が出るのは実験で確認しているが オーディオ音質には関係無いと思っている ある意味お呪い





組み上がったのでCD出力の間に入れてみた
CDP-701ES 3号機で音出し 予想通り低音が不足 JBL4331本来の38cm低音が出ない
中高域はスルーと殆ど変わり無し
ライントランスを入れる意味が有るのか?
間にフィルターが入ったのと同等で 歪も増えて いいことは何もないと思うのだが…
聴きようによっては真空管アンプ的な音なのかも 之を好む人がいる?
F特グラフはラックス LX38のもの





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